ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

揖斐川方面へドライブ

2006-05-05 10:18:30 | Weblog
5月3日は夫と出会って27年目を迎える記念の日です。
久しぶりに二人で若かりし頃、デートした思い出の地をドライブしようと
決めていたのに、近くに住む唯一の生き残り?の私の叔母が「私も俳句をぎょうさん、作らなあかんで連れてって」と、こてこての?岐阜弁で言われたら、人のいい私たち夫婦は断れません。ババつきドライブにあいなったのです。
昨年のちょうど5月3日は昨年のドタ日記姑と叔母と連れて木曽三川公園へドライブしました。
あれから早いもので一年、姑は黄泉の世界へ。相変わらず元気な叔母は鉛筆と紙を用意しての揖斐川ドライブに同伴したのです。
ゴールデンウイークなのに揖斐川方面は全く車の渋滞もありません。まず最初に訪れたのは赤坂にある御茶屋屋敷跡の牡丹園です。
昔、徳川家康が合戦の際、宿泊したという場所です。
入り口を入ると、京都の嵐山の苔寺に来たかのように、苔の緑とまっすぐに伸びた竹林が私たちを迎えてくれました。
その奥に入るとたくさんの色とりどりの牡丹が目に鮮やかに入ってきました。
ワイン色の牡丹、淡いピンクの牡丹、それぞれが競い合って咲いています。
桜のように集団の美ではありません。
一つの花がこぼれおちそうに大きく、思い思いの方向で咲いている感じです。

牡丹園を後にして赤坂の古い街並みを抜け、夫はワラビ採りを以前したという地へ向かいました。
場所がわからなくなり、農作業していた人に「この近くでわらびが採れるところないですか?」と聞いたところ、「最近、イノシシや鹿が出てきて農作物をあらすので山のふもとに高く金網をして、里にイノシシが来れないようにしてあるので山に入れませんよ」とのこと。
夫はそれでもあきらめきれず、場所を変えましたがそれでも高いフェンスは山のふもとにずっと張り巡らされていました。
イノシシや鹿が農作物を荒すといううわさはテレビなどで聞いていましたがこんなに深刻だとは思いませんでした。


仕方なくワラビ採りをあきらめた私たちは近くに巨大な石が目に入ってきました。

立て看に書いてあるように奈良時代、行基菩薩が紫の雲に霊感を
感じられ雲の出所を探したらこの大岩だったそうです。
霊験をこの岩に感じて、それからはこの岩には痛いところが治る、頭が良くなるとのいわれがあるそうです。
単純な私と叔母は何度も頭を岩にこすり、頭が良くなるように祈りました。
私と叔母はますます聡明になること間違いなし?
ドライブを続けていくと揖斐川に吹流しの鯉のぼりが五月のそよ風と五月晴れの空の中気持ちよさそうに泳いでいました。
都会の雑踏を離れ、伊吹山のふもとの揖斐川のドライブは
美味しい空気と澄んだ水のせせらぎ、古いお寺、由緒ある古い町並み、素敵な心に残る小旅行でした。

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