ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

炉開きお茶会

2008-11-13 20:58:30 | お茶のおけいこ
先週の金曜日、叔母の茶道教室での炉開きのお茶会を体験してきました。明け方に降った雨もお茶会が始まる時刻にやみ、お庭も雨で清められ、
絶好のお茶会日和となりました。
何しろ岐阜に来て初めての本格的なお茶会。
座敷で軸を拝見。お白湯がもてなされました。(口を清めるためだそうです)
庭の待合で茶室の準備の始まるドラの音が鳴るのを待ちます。
手を清め、茶室ににじり口から入ります。
小さなねずみの穴(こんな言い方失礼!)のような入り口から着物で入るのにとても手こずりました。
しかし、一旦、茶室に入るとそこは別世界。
4畳半の空間はまさに日本文化の粋を極めた誂えです。
軸、釜を拝見し、いよいよ炭手前の拝見です。
お茶も実は音の世界だと思いました。
静寂な空気の中で火がパチパチとはじける音。釜から湯が煮えたぎってくる音。
ドラの合図の「ゴーン」と打つ音。全てが耳に心地よい音なのです。
炭手前の拝見が終わると、お昼はお懐石をいただきました。
本格的なお懐石を頂くのは初めて。
岐阜で懐石料理で有名な、たか田 八祥たか田八祥のお料理。
ここのお澄ましの中の飛竜頭(ひりょうず)は絶品に美味しいです。
見よう見まねで、懐石を頂いた後は、再び茶室に入ります。
お香を拝見。
炉開きのお茶会は、部のるく焼き物を3つ出すそうです。
今回拝見した器はふくべ 織部、伊部焼き。

お濃茶を頂いたら、後炭を拝見。
桐山さんのすばらしいお手前に、見とれてしまいました。
無駄の無い、流れるようなお手前。25年、叔母のもとで習い、お茶の所作は
私が、今から25年やっても絶対に追いつきません。
真摯に習われた賜物だと思います。
薄茶を最後に頂いて、炉開きお茶会のセレモニーは終わりました。
これだけ本格的なお茶会を体験できるところは、あまりないと思います。
これだけのお茶会の準備をされた叔母に頭が下がります。
半東として、お茶の準備、懐石のお運び、お手前、裏方の準備全てを一手にやっていただいた、桐山さんと中川さん。ありがとうございました。

ドタママもお正月に家で友達を招待してお茶会(炉でなく風炉で)を開けたら、、、と計画中です。

お茶のお稽古

2008-09-11 22:35:14 | お茶のおけいこ


叔母の茶道教室で月に2回ほど、裏千家のお茶を習っています。
何せ、この20何年はドタバタ人生を送ってきたドタママで、現在もドタバタ人生街道まっしぐらですが、そんな人生だからこそ、一時でも落ち着いて心の静寂を持てたら、との思いで忙しい中、時間を見つけてお茶を習いに行っています。
毎回、床の間にさりげなく季節の花が活けてあるのを拝見するのも楽しみです。
写真の花は雁金草と秋海道という初秋の花です。
庭に咲いている季節の小さな花々を叔母のようにさりげなく活けられたらいいなあーーーと思いながら見つめています。
今回は初めてお濃茶のお手前を習いました。
キリヤマさんの優雅なお手前をいつも拝見しているのに、いざ、自分がやったら
頭の中は真っ白です。
何でも初めて体験するってことは大変なことですね。
ピアノの生徒さんの緊張した気持がわかるような気がしました。

まだまだお手前もドタバタ手前ですけど、いつの日かドタバタ手前が
優雅な手前になれるよう、修行をいたします。

そしたら、演奏会場でも優雅な立ち振る舞いが出来るようになるでしょうか?

七夕茶会

2008-07-06 23:30:40 | お茶のおけいこ
高校時代の友人トッチャンとミッチャンと一緒に七夕茶会に行ってきました。
叔母の茶道教室は本格的な茶室でまさに究極の日本の伝統美を経験出来ます
。と言ってもお茶を習い出して半年のドタママ。
にじり口から入るときはまるでもぐらが顔を出すようなぎこちなさ!お濃茶をいただく所作もぎこちない。

それでも、静寂な空間は自然に背筋が伸び足のしびれも忘れてしまいます。
お濃茶をいただいた後は幾分広い座敷で薄茶をいただきました。
床の間にさりげなく活けられた茶花が伸び伸びと書かれた竹という太い文字に、うまく調和しています。
叔母の手作りの几帳が涼しさを演出しているようです。そして平安時代の貴族の部屋を彷彿させます。
茶箱のお手前はまるで宝物が出てくるかのように素晴らしいお道具やセンスのいい小物?が出てきます。

和やかに談笑しながらお薄をいただきました。
叔母のセンスと工夫 アイデアが各所に盛りこまれた本当に素晴らしい七夕茶会でした。
お昼ご飯をいただき、最後に叔母が心に残るお話をして下さいました。「私たちなの生き方は織り物と同じです。縦糸はそれぞれの宿命的な決められた生き方。横糸はそれぞれ自分たちが努力して歩んでいく生き方。横糸をコツコツと織りあげていき、それぞれの人生の織り物が完成します。宿命と自らが精進して歩んでいって、自分の人生の織り物を素晴らしいものにしていきましょう!」

明日は七夕。気持も新たにして、又、ドタママの人生という織り物を織って生きます!

ドタママ 風炉のお手前を初めて経験しました。 

2008-05-11 22:13:15 | お茶のおけいこ
5月は新緑の季節。
今年になってからお茶のお稽古に忙しい合間をぬって、はじめました。
4月にやっと炉のお手前を覚えて喜んでいたのもつかの間、いよいよ
5月からは風炉のお手前を経験します。
先日の金曜日は風炉に入って初めての日にお稽古があり、初炭手前を拝見させていただきました。
真っ白な灰に規律よく配置された炭に赤い火が真ん中にふわっと光り、思わず「きれい!」と声を発してしまいました。

今日は初めて、風炉のお運びを習いました。
ひしゃくの扱いが慣れていないドタママにはとっても難しかったです。
特に、水を汲んだ後に行う引き柄杓。親指をひしゃくになぞって動かす?なんて不器用なドタママにはなかなかの難題です。

ドタママは短い足でチョコチョコ、せわしく動き回るイメージが強く、
お茶の世界とはまったく無縁だったのです、
何しろ、演奏会では歌う前の出入りをみんなに注意され、(実際にこけそうになったこともある)
当時、幼稚園だった、やす君には私が演奏会でドレス姿で走り回っている姿を見て「先生はドナルドダックのようだ。」と言われる始末。
子供の表現力、観察力って鋭いなあと一人で感心していました。(笑)

茶道を始めて、気品を(?)身につけ、ドタママ返上!。
セレブ夫人目指してゴーゴー!。
でもやっぱり無理かな?

今日はとってもうれしいことがありました。
本当にうれしいことは、なかなか公表できませんね。
レレママさん、ありがとう。
人の出会いの不思議なご縁に感謝!