秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

クロモジ

2012-09-05 | 日々是好日


ひょうたんやの黒文字。
若い頃お茶を習っていて、その頃のがまだ引き出しに残ってました。

ひょうたんやの主な商品はお茶席用主菓子用の楊枝で、河内長野市にあります。
今でも河内長野は爪楊枝の生産日本一だと思います。

もともとは黒文字の原木が自生していた地域だとつい最近知りました。



「クロモジ」薬用植物一覧より
科名:クスノキ科
別名:ジシャ
生薬名:チュウショウ(釣樟)
漢字表記:黒文字
学名:Lindera umbellata Thunb.
原産:日本 中国
用途:落葉低木で淡黄色の花が3月から4月に咲く
材は香油成分を含んで香りがよく、この木で作った楊枝は「くろもじ」と呼ばれる
殺菌効果が極めて顕著で江戸時代には歯ブラシ代わりとしても使用されていた時期もあった
民間療法で、根皮を水洗いして乾燥させ煎じ液でいんきん・たむしなどに




河内長野に親戚があり、子供の頃そのあたり「よつ」とよんでいました。

ところが成長して大人になった頃、いつのまにか「よつ」という地名は聞かれなくなったのです。

四つ(よつ)とは、被差別民に対する差別語とされているので
おそらく町名とかから消されてしまったのかもしれません。

ネットで言葉を変えて検索しても見つけることは出来なかった。
ところが今年春、妹の家で親戚のおじさんに逢いました。
そのときの会話で、天皇家や大名家でなくとも、
一般の下々の家であっても家系を繋ぐ努力をしてきたエピソードをいろいろ伺うことができました。

その後メール下さいました。
すでに80歳の後期高齢者であられますが、PCの達人です。

原文より抜粋しますと
子供の頃、台所等に張られている紙片で椅座されている弘法大師像の下部に「盛松寺」とあったのを偶々思い出したのでPCで検索するとイキナリ「與通大師盛松寺」とデッかく出て来たのでビックリ、由来を見ると弘法大師さんが槙尾山へ修行に行かれる途次昼食を摂られた所らしい。
毎月お大師さんの21日にヨシ婆さんに連れられてお参りし、毎年護摩木を立派なお坊さんが持って来られて南余部中を廻り奉仕している等 当寺と奥村家といつ頃から親密になったのか判りませんが、ふとタキノ叔母さんが北浦家へ嫁がれたのも盛松寺が関与されたのでは無いか、と憶測したりもしています。
蛇足ですが、上記槙尾山施福寺の院主さんと貴女の祖父森幸治さんとは往時極めてご親密で…


こうしてやっと「よつ」は「與通大師盛松寺」の「與通」であること
ここには四釣樟(よつるくすのき)があり、「與通」となったことを知りました。

くすのきを楠や樟ではなく、「釣樟」とするのはどう違うのだろうと、またまた検索。
ほんとPCって便利です。

そして釣樟は、クロモジ(黒文字)に繋がったのでした。

ちなみに風習として、東北や北越では、クロモジは鳥木と呼ばれ、
狩りの獲物をクロモジの木の枝に刺し、神への供物とする風習がある。
鷹狩で取った獲物を贈る際に、クロモジの枝で結ぶことが多く、鳥柴とも呼ばれる。

秋のお彼岸には「與通大師盛松寺」へ詣でてフィールド調査してこようと思います。


8 コメント

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Unknown (TM)
2012-09-05 20:41:44
黒文字という木は知りませんでした。勉強になりました。
今度お店で黒文字の爪楊枝をさがしてみます。

それから原木も見てみたいわ。たぶん植物園にはあると思うので、涼しくなったら薬用植物園にでも行こうと思います。
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TMさんへ (おざさ)
2012-09-06 15:35:03
これを黒文字というと聞いて、ハイそうですかとなんなく受け入れてました。
今にして、なんで黒文字?ですけど。
昔はふと疑問に思えても調べる辞書や文献ないと無理ですもんね。
ネットで簡単に検索できるようになったことで、そのままスルーしなくても良くなりました。
その代わりに調べたしりから忘れていきますけど。
苦労して調べたり学んだ知識が身につくのは違いますね。

こんかいは「よつ」という言葉より派生してなるほどと繋がった話です。
先だってのフランスのサンブノワと同じでこの年になってやっとわかったことでした。
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いい感じですね。 (りひと)
2018-07-14 09:46:02
クロモジは木が好きなのもあり聞いた事はありました。この木にとって大事な地なのですね!

おまけにうららさんの縁もかなり気になります。

もう一個、この前のご紹介記事でも気になり調べたら目的の山は大阪いずみですね!思った通りです。

多分古代のルートを弘法さんのお名前でどうにか繋いで頂いているのでしょう、感謝ですね。

おそらく源氏にも関わる大彦命由来でナガスネヒコの縁が見え隠れしますよ。

古代この辺りは相当大事だったはずです。

後ほどのお薬師信仰としても考えてしまってもいいように思いますが、自然由来の人間が自然にささえられ生きていた時代の名残を風習やクロモジで継承されている。嬉しい限りです。

でうららさま、見えてきちゃいましたよ。
キシリトールとは違うのかな?黒文字は歯の関係に関係ありますね。

梅田の神社行ったかいがあります。

で今年の6月の歯ブラシ供養に行こうか行くのをやめるか迷っていましたけどその地の薬師信仰を探りに松尾さんに行ってみます。

犬なのか?亀なのか?子供の夢では大きな亀がくさりに繋がれて怖い犬が護っていたようなんですけど本物が大分見えてきましたね。
それゆえ、本物の犬のように主人に逆らわないはずが逆らって下克上を起こすような犬もまた信念ある強大な力を持つ水神さんのように気付きを与えるよりも被害を及ぼす事も後先考えてない感情敵なスッポンもどちらも明確に口に騙されず行動で見ておくと見極め付くようになりそうですね。

黒文字の楊枝が奥が深いことにもびっくりですね。知識のあるなしって本当大事。

今の日本人理由もなく、みんながそうだからするってことで理由も継承されないし考えないように誘導されていそうですね。外国人なんで動くの?って疑問いっぱいです。それが普通なはず。

これからは理由を納得するまで聞かない限り動かないくらいにしてほしいです。

このタイミングでカジノと比例区の人員増を許した政治家はちょい信じられませんね。
警察も動き良くなってますけど自己中で風化でうまくやるってのは今後通じなくなるように国民の代表としての政治家がどう動くか?見守りたいですね。目的はお金なので税金が最終的にどこに動かしたいのか?そこに自分に帰ってきてるんじゃないのか?って見方ならすぐ意味は分かるでしょうね。

学校に支払っている親は間接的で税金投入の最終目的地は学校。オリンピックも建設関係。そこは本来学生であり、選手に行ってるのかどうか?
専門家がしっかりチェックして頂き間違いないならもちろんそれも応援しますよね。8350

学費の奨学金で老後も大変になっている子供と親、無理なローン組ませたら銀行だったらどうなるんだろう?昔は査定も厳しかったはず。借金帳消しに出来るのかなぁ?お金受け取った方も無理な契約なら戻すようにしたらいいのに。

そもそも詐欺なら回収ってできるはず。
司法も早く若い人いっぱい採用して本当に困った人を助けるという意味合いを取り戻して欲しいですね。罪にならなければオッケーなら村八分ってのも日本ではまだ出来るでしょうね、加担したら共謀罪もあるし。日本ファイト!9318
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りひとさんへ (ulala)
2018-07-16 07:04:27
黒文字のことご存知の方きっと少ないでしょうね。
私自身もこの記事で得た情報をその後周りのどなたにも拡散してないし。
クロモジは四釣樟、楠ではなくて樟脳の樟の漢字使ってますね。
楠は南洋の大木で船に使い、樟はその匂いで防虫にでしょうか。
父親の父系遺伝子が河内長野なんですが、一族的に台湾の高山族みたいだと勝手に思い込んでました。
母の一族の風貌は黒海あたりのマジャール人みたいなのに比して、直感的にそう思ってました。
もし台湾なら樟脳と関係ありますね。

>本物の犬のように主人に逆らわないはずが逆らって下克上を起こすような犬も…
この偽物の犬にりひとさんは他記事でもコメント寄せてくださってますが、見分け方心当たりありますか?
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Unknown (りひと)
2019-11-24 09:44:19
黒文字、懐かしいですね。なんか串刺ってのみ神聖な気持ちでやっている一族があった事が大事です。
でそれが悪用された関係もありそうですね。

楊枝と思うと箒にも繋がりそうですね。関東にはこなかった展示品の関係。お祭りでお餅ついたのもらってrきたのどうしたんだろうなあ?大昔でしたけど。
検索ランキングで第六天絡みが上がってきているようにも思うんでそこも調べようかな?ただ女系の水神さんとは合わないように思うんで男系の水神さんのが安全かも?

木の葉だったり木の枝だったり古の方は相当自然を大事にして人間の手を触れた物以外を差し上げようとする心みたいな物があったように思いますね。

やはりバイキンや感染も怖かったのかな?楊枝も箸も衛生上がまず第一であとは火挟見たばかりなのですが火の関係でも箸やハサミに対してもそんな視点もあったかも?

クロモジいい感じですね。
私は最近羽子板の羽の実の御守り頂きましたよ。
箸のお守りもこの数年頂きたいとも思ってますがうまく行かないんですよね。
そろそろ時期が来たかも?
歯の神様関係もいよいよ出てきますね。
木に素材がとにかく大好きなので古の木の利用を調べてみますよ。昨日かなテレビでもカンナがけでお水の吸収を防げるそんな技術も継承されているようです。
人間の知恵や道具へのこだわりとその道具を経験値で自由自在に動かせるって日本人だけだと思ってましたけど、最近は豊かになりすぎて道具変えたら努力しなかったりと環境的に良い物があっても気付かなくなってるようですよね。海外の若者のがそれに魅力感じてます。日本の教育、平坦だけど特殊能力にまで経験上辿り着けないんならばあえて凸凹で苦労させた方がいい縁掴めそうな気もしますね。
恵まれすぎていると気付かない物が外国の視点で見直されてくるといいですね。
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りひとさんへ (ulala)
2019-11-27 16:17:12
最初の方に、「男系の水神さん」と書かれてますでしょう。
ムゲツ氏は養老年間、水の祭祀された一族なんですよね。
ムゲツはやっぱり毛むくじゃらのおっちゃんを想像します。

美濃の大矢田神社に初めて行って、初めて聞いた神社で調べてたら、いろいろありそうで奥が深い。
喪山伝説やら、水の祭祀やら、ムゲツ氏も登場してきて収拾つかなくなりました。
美濃、飛騨あたり明らかにされてないことあるようです。
温泉もいいし食べ物美味しいし、木工細工の技すごいし心惹かれる地です。
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Unknown (りひと)
2020-05-06 11:45:50
色々コメント書いてますね、笑えます、けど今まじ不安ですよ。どうにか方向変えないといけませんね。

犬の年も猪の年も終わり今子の年ですね。
犬の見分けとしての質問ありましたけど、主人を護る事をするか?どうかでしょうね。つまり主人が間違っていたら多分間違いの視点は伝えるでしょうね。主人が器小さい方には忠言して意に反したら斬られるでしょうから言わないイエスマンになるので、そこで保身があれば忠言しないはず。少なくてものし上がろうとは思ってないですよね。そこが見極めになるでしょう。

ボスがしっかりしていたら自分を護っているのにそれがわからないわけはないでしょう。忖度いらないはずです。

河内長野って可能性秘めてますよね。道の神の様相もありますし、治水医療の様相もみえてきますよね。地名にも木の名前も結構ありました。

あと昔は串刺しって怖いって思ったけど、今コロナの事も考えると衛生的にもまた火の加工や神への捧げ物としての方法としても深読みします。

おかげ様で偶然なのか?道真さんだけでなく歴史の定説の中にはどうも変なお言葉でその後一気に流されたり、やられたりと階段を落とされるような事が方程式のように複数出てきてます。そこでもその後の流れでも維持出来なくなっている様相も見えてきてます。

道の神がいて結界があり防疫がちゃんとで出来て中の食べ物の食事の方法なり衛生状態を護るべく活躍した民が大阪にはいたはずですよね。

祟りって言っちゃえば、多分自然に終わるって物理的にに原因を追及しないならば古代や平安や仁の時代のように菌のがもっと怖いわけでここですべき事をちゃんと知識と対処で難逃れしていないとこの先も不安ですよね。

出来る民族が必ず日本にいるというのはとてもありがたいですよね。うららさまの想像も今まさに納得ですよね、台湾うまくやってますので。日本にはその系統の女性はとってもうまく取り込んでいるのでそういう方の活躍も期待しますよね。問題は男性の方で大抵妬みや嫉妬で相当いじめられているので、まずいじめや感情の動きで物事を決定判断するのではなく根拠正確な数字対処の方法でちゃんとやった方を評価するように世の中がそうなるときっと出てくるはずですよね。

歴史も多少おかしくなってますけど、お寺やその地の歴史の中でちゃんとすべき事をしている方のお話は継承されてます。それも拠り所にコロナ対策やお水対策をしていたらきっと出来る方がその地を護りまた繁栄や復興が出来るはずですよね。楽しみです。

一番怖いのは、実際どうだかも分からない身分や人種や生まれた場所だけでやった事も評価されない事。まずそういう視点がないならばありのままの行動が素敵なら称賛出来るんですよ、言葉じゃなく行動の軌跡に注目していきましょうね。

一番危険なのは、一度怨みや挫折を味わっている事で既に悪魔と契約しちゃう人が増える事。それをそうなる前に周りが助けて今度それを違う方を助ける動機に出来るか?です。地方に、若者が帰ってくるか?もそれを今出来るかで変化起こるでしょうね。

聖徳太子の精神は奈良より大阪の地の方が根付いたように思いますよ。惜しかった。雪丸は白い犬、大阪にもいそうですよね。

つげのくしとか椿あぶらとか追ってそうな一族出てきそうです。
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りひとさんへ (ulala)
2020-05-07 18:38:09
以前、岩湧山はかつてキトラ山の記事覚えておられますか?
https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/9c79e1861207dbea52cc222909d47d27

河内長野ですよ〜
古代いろいろ造詣深い民族暮らしてたんでしょうね。
吉村知事も、うちの先祖もかすかにでもDNA伝えてくれてるかしら?

ところで歯神社をコメント欄で話題にしたの、ここにも片鱗残ってましたね。
あの茶屋町の綱敷天神御旅社から歯神社、どこで書いたかなと思ってました。

実は最近わかったのですけど、梅田のキタという呼称は北野天神社(現在の綱敷天神社)由来でした。
道真公はこの地で梅を愛でる時に、友綱を敷いて座布団にされたゆかりの地でした。
大阪天満宮よりももっと道真公とか深い繋がりありました。
橋下徹さん出身の北野高校も、明治に出来た旧制第一中がこの北野にあったんですって。
ちなみに、我が三国丘高校は旧制堺中といい第二、吉村知事の富田林高校は旧制第八中でした。

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