みちのくは松尾芭蕉はじめ多くの俳人や歌人が訪れ歌や句を残しています。
「人も旅人 我も旅人 春惜しむ」 山口青頓 (昭和35年7月建碑)
この句碑は平泉・中尊寺山内の少し上に上がったところにある
白山神社能舞台前の竹林に建立されていました。
あの有名な「夏草や兵どもが夢の跡」
1689年(元禄2年旧暦5月)この地を訪れた芭蕉が、
悲運の義経主従をしのび読んだ句、毛越寺境内に句碑がありました。
奥の細道にある有名な句、
「五月雨をあつめて早し最上川」「しずけさや岩にしみ入る蝉の声」
梅雨時のみちのくを訪ねたつもりが昨日今日と晴天に恵まれました。
暑くもなく寒くもなく旅日和でしたが、ちょっと風流は味わえなかったかな・・・
芭蕉が中尊寺では「五月雨の降り残してや光堂」
この光堂とは金色堂のことです。
山口青頓「光堂 かの森にあり 銀夕立」
北原白秋「冬ごもりひと日のすゑはおもほえて金色堂の影も顕(た)つかに」
佐々木信綱「巻ばしら螺鈿ににほふ秋の日にゑまひかそけき十二光仏」
昭和天皇8昭和45年10月行幸啓) 御製 平泉中尊寺にて
「みちのくの 昔の力しのびつつ まばゆきまでの 金色堂に佇つ」
14世紀に堂塔は焼失しましたが、この金色堂は創建当初のまま残され、
1962年木造の覆堂から、防災・防湿に万全を期して新覆堂が建設されました。
なんとここの拝観料は800円!
なかでの撮影は許可されていません。
外に出てから写してみると、
やっぱりオーブが写ってましたよ。
去年那智の滝で撮影したときもきれいにオーブが出ていました。
比叡山で撮影したときもたくさん写っていました。
この金色堂には、藤原三代(清衡・基衡・秀衡)三体の御遺体と
泰衡の首級が納められているそうです。
堂の内外はすべて漆に金箔がはられ、金銀珠玉がちりばめられ、
夜光貝の象嵌細工は大変荘厳なものでした。
真剣に見ていました
これを作った技術も凄いけど
保存のための技術もすばらしかった
文化財を大切に保存して欲しいですね
平泉はもうすぐ世界遺産に登録されるらしいです。
この金色堂は早々に修復されて立派でした。
ガラス越しであっても一般に公開されているのもよかったです。
宮城から岩手に入ってすぐぐらいなので、
高速で1時間あまり。
中尊寺と毛越寺をみて、
まだ時間あるしっていうことで気仙沼へ行きました。
猊鼻渓にも寄りましたが、ここでは船には乗りませんでした。
平泉も世界遺産かぁ~
一つ制覇できたことになりますね。
脈々と流れる縄文の血が騒ぐのでしょうか。
空の便と高速道路の発達で、東北の旅は行きやすくなりました。
機会があればまた行きたいです。