秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

ネムノキと眠り流し

2015-07-04 | 四季折々・色とりどり


ねむの木の花が 昼前からの小雨に負けずきれいに咲いてます。


夜になったらゆっくりと葉を閉じる。
それがまるで眠るようなので「眠りの木」
そしてしだいに「ねむの木」に変化していったそうです。


昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ
   万葉集 紀女郎(きのいらつめ)




地方によっては「七夕」の日に「ねむ流し」といって
合歓の木の枝と大豆の葉を川に流して邪気を祓う行事があります。

合歓木を流すのは「ネムノキ」というその名を「眠り」にかけてます。
川に流すことで睡魔を洗い流してしまおうというもの。
七夕に願い事を書いた短冊をつけた笹を川に流すのも同じですね。

合歓木と一緒に豆の葉も流し
「ネムは流れろ、マメの葉止まれ」 と唱えるそうです。

暑くなると夜寝苦しいので一日中眠い。
何となく身体もだるい。
昔の人は、この真夏の睡魔はやがて悪い病魔を呼び込む元になると、
これを払う行事を行ったのが、
「眠り流し」「眠た流し」「寝惚け流し」などと呼ばれるものです。


東北三大祭り(青森ねぶた 秋田竿燈 仙台七夕)も起源は「眠り流し」
ねぶたは「眠むた」という言葉がルーツ。

大きな張子を曳きまわしたり竹竿に沢山の提灯をつけて練り歩く。
明かりや賑やかさで眠気を払うという行事だといわれます。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ネムノキ (mari)
2015-07-05 08:12:18
もう咲いていましたか?
ネムノキの花はオシベがきれいで、好きな花の一つです。
見るからに柔らかで、ついさわってしまいます。

7月7日に入谷鬼子母神の朝顔市に行くことになりました。
朝7時に鶯谷駅に集合、朝顔市見学後、笹乃雪(豆腐料理店)で朝食をします。
朝顔ですから、朝いかないとしぼんでしまうので、早朝になりました。

私の住んでいる鬼子母神でも「夏市」として朝顔を売りますが、朝顔市と言う名称は使えないのです。
返信する
mariさんへ (ulala)
2015-07-05 08:37:44
昨日は雨でしたが、ネムノキの繊細な雄しべが健気にスクッと広がってました。
今朝は早起きしてハスの花見てきました。
ハスは日の出とともに開花し10時頃にはしぼむらしいです。
朝顔も日が昇ればあっという間にしぼみますもんね。

豆腐料理の笹の雪、関西では梅の花みたいな店なんでしょうか。

鬼子母神ってあちこちにあるのですか?
返信する

コメントを投稿