秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

熊野の新姫と北山のじゃばら

2014-04-21 | おでかけ・近畿
和歌山といえば梅とみかん。
有田の温州みかんは有名ですが、「新姫(にいひめ)」は初めて知りました。



果汁10%ですが、ほろ苦い酸味のあるあるジュースでシークワーサに似ています。
チラシにのっているグラフによれば、
黄色棒がナリルチン、緑棒がヘスペリジン。
ヘスペリジンは、柑橘由来のポリフェノールだと書かれてあります。

100mlで160円、ちょっと高いのはやむをえないのかな。

新姫は、世界遺産「熊野古道」熊野市新鹿町で偶然発見された新しい柑橘。
タチバナと温州ミカンが自然交配した交雑品種なんだそうです。

ヘスペジリジンやナリルチンは毛細血管を丈夫にする働きがあるらしい。

他にも、ノビレチンとタンゲレチンというフラボノイドも多いようです。
これらには、癌の予防効果や発ガン抑制作用があるといわれています。





道の駅や土産物屋さんで見かけたもうひとつの柑橘類は、「じゃばら」



北山町の柑橘「じゃばら」
じゃばらとは、全国でも北山村だけでしか作られていない柑橘
「邪(気)をはらう」ところからこの名前がつけられた
ユズよりも果汁が豊富でユズやスダチとは違った風味がありまろやかさが特徴



じゃばらは昔から北山村に自生しており、当初それほど注目されておらず、
原木の持ち主である福田国三氏が、小さい頃から慣れ親しんでいたじゃばらの味、香りが他の柑橘類よりも優れており、
「じゃばら栽培は北山村を過疎から守る産業になりうる」として、村長や村議会に呼びかけた。
昭和46年秋、みかんの分類で有名な権威者田中論一郎博士に調査を依頼し、
翌47年、現地にて花の分析など専門的な調査、研究の結果、
じゃばらは国内はもとより世界に類のないまったく新しい品種であることが判明した。




4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然交配種! (めねふね)
2014-04-21 19:45:06
新姫とじゃばら。
いいなぁ。
うん。いい。
あたらしい兆しを感じますね~。


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めねふねさんへ (ulala)
2014-04-22 07:17:47
でしょう~私もそう思いました。
ステキなネーミングですよね。
初めて発見されてから年数経過してますが、やっと浸透しだしたようです。
じゃばらのほうは、すでに44年目ですね。
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懐かしい北山村 (N)
2014-04-22 09:36:22
北山村は学生時分、そう、約40年前、飛地に興味を持って、1週間ほど調査合宿に行きました。
数mはある深さの北山川の底まで澄んでいたのを思い出します。
大きなフナを吊り上げて、アライにしました・・・
その頃、ジャバラというのは全く知りませんでした。
先日TVのニュースで初めて村内にコンビニが出来たとか・・・
私が行ったころは村内唯一の信号機が小学校の前にありました。そう、子供たちの教育のために。

新姫は初めて聞きました。字面を見た瞬間、私の最寄JR、姫新線と混乱しました。
姫路から、新見(岡山県)までのローカル線です。
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Nさんへ (ulala)
2014-04-22 22:31:01
まぁ~なんと1週間も滞在されてましたか。
北山村、今回調べるまで全く存じませんでしたが、
そういえば和歌山の飛び地あったなぁという程度の認識でした。
神武天皇の進攻ではこの村通られたのかしら。
信号要らなくても教育的に設置とは面白いエピソードです。

新姫、これを にいひめ でなかなか漢字変換しないです。
姫路の姫はどんな由来があるのでしょう?

平成9年に新種と認定されてから栽培が始まるまでに10年要してます。
それからもすでに5年経過して、まだまだ道のりはキビシイ。
爆発的にブレークする日が来るでしょうか。
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