いよいよ私は
信ちゃんシンドロームに陥ったのかも
何をしていても小さなものに目が行く
いや、探しているのかもしれない
庭を歩いていると
かわいい生まれたてのような
小さな花たちがこちらを向いていました
まずは紫式部の花
細い枝に所狭しと咲く
小さいながらもたくましい花
折鶴ランも手をいっぱいに伸ばして
かわいい花を見せてくれました
これは南天の花
南天と言えば実しか見ていなかったような
こんな素敵な花だったのね
これは棗（なつめ）の花
これも初めて見つけました
秋に赤い実がなったときしか見ていなかった
棗の木は好きだけど
棘が痛くて近づけない
そして最後に
フウセンカヅラの白い花
全部色は白色
清浄無垢な無心の目で天に向かう姿は
疑うことを知らない幼子の
黒い瞳から放たれる光に似ている
素直にすくすく大きくなれよと
三人の孫たちの行く末と重ね合わせ
幸多かれと
祈らずにはいられませんでした