雨の多かった五月に比べて
６月に入ってからは
旧暦の呼び名の通り
雨が降りません
青空が見えるわけではないのですが
肌にまとわりついた湿気を
北からの風が拭ってくれます
陶芸教室に出かけ
土を捻っていると暑さも寒さも忘れ
時間があっと言う間に過ぎてゆきます
先日来焼きに出していた急須が
いくつか窯だしされました
黒荒土に白土を指で貼り付け
織部釉薬を掛けて焼きました
フリルでちょっとおしゃれをしました
黒土に乳濁釉薬を掛け上から
青銅を少し吹き付けました
白土に蓋には葉脈をつけ
裾にはチューリップの印花を押してあります
釉薬は青磁釉をかけ青銅で変化をつけました
初めて持ち手のないものを作りました
指の当るところに桜の花を押し付け
熱くないようにしました
蓋が落ちないように縁に受けをつけました
これが一番使いやすいようだと
鉄人は呟きました
中々鉄人の太鼓判が押される作品は
出来そうにありません
「言うは易し・・・」ですよね
まだまだ急須作りは続きます