先日雨の降る中を懐かしい人たちに会うためでかけました
一年に一度この時期に集まれる人でお食事会をします
このメンバーは同窓会なんですが、年齢も立場もすべて
違った人たちなんです
ちょうど阪神大震災の頃、私はある大学の科目履修生として
経済学を学んでいました
論文と面接での選考ですが、入ったら後は一般学生と
全て同じ条件で勉強します
勿論ゼミにも入り、ゼミ旅行にも参加しました
(確か淡路島でした)
私の場合はちょうど息子が4回生で在学しており
「お母さん勉強したかったら受けてみたら?」と薦めてくれたのです
ちょうど面接の教授が息子のゼミの先生だったこともあり
すんなり(?)受かってしまいました
その年度にともに勉強した仲間には、会社の社長をされてる方
サラリーマン、主婦、自営業の人など
皆とても真面目で教室の最前列はいつも年配者で占有していました
一時限目の授業の時は8時前に家を出ていました
時には息子とその友人たちと学生食堂でランチを食べ、話し・・・
自分の中にこんなに勉学心があったのかと思うほど、
充実した日々でした。
全期と後期の試験の時は、ノートを貸して欲しいと言うその時だけの
若い友人が大勢話しかけてきました
一年間で最大の40単位、2年で80単位の科目を履修しました
あの時の熱い気持ちは毎回「よくやったよね~」と
話題に上ります
そのあと別の大学に1年生から受験して入ったおばさん
大学院に残って研究を続けておられる定年後の人など
色んな話に花が咲きます
今回はその時に学長をしておられた教授も来てくださり
「私が卒業証書を渡しましたねえ」と懐かしんでくださいました
私はもうすっかり勉学からは遠ざかり、怠け者になってしまいましたが
「関税の4つの法則」なんて必死になって覚えたことが
息子と私を繋ぐ1本の糸のように今でも繋がっています
その時の学生たちは今でも連絡をくれますし
「お母さんの友達は年齢層が広いねえ」と子供たちに
冷やかされています
家族みんなが協力して私に貴重な体験をさせてくれたこと
それが何より嬉しく感謝の気持ちでいっぱいになります
来年又お会いすることを約束して別れました
まるで七夕様のように・・・