しましまのドレミ・カフェ

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やっぱり暑いけど、歩くと楽しいところ

2022-08-29 22:09:00 | 明治村

白いスニーカーの脚慣らしをしたかったので、散歩に出かけた。


明治村は建物の保存、定期補修はもちろんのこと、植栽の手入れをとても丁寧にしていると思っている。

今日もよく見ると、ハワイ移住者の家の外の南国の樹木が、若木に植え替えてあった。

明治村はテーマパークではなくて「博物館明治村」というのが名前だ。

真摯に建物の保存をし、そこから学んでいこうという姿勢に魅力を感じて、住民登録という形で微力ながら長年応援を続けている。


今日の目的はこれだ。

枡の中に金魚が泳いでいる。

躍動感まで伝わってくるのだが、アクリル樹脂に絵を描き、それを何枚も重ねていって、本物の金魚がいるかのようなリアルな立体感を出しているアート作品だ。

作者は「金魚絵師」深堀隆介というアーティスト。


数年前にEテレの日曜美術館で出会い、目が釘付けになった。

その展示があるというので、一度見に行きたかったのだ。


「千早小学校」という建物の一画で、展示は行われていた。


その角にあるのは「札幌電話交換局」だ。
今日はじっくり見てみた。
え。ここにあったの?
札幌テレビ塔のすぐ横じゃん。


ここにあって、

こうなったらしい。

当時の札幌は風が強いために火事が多く、高価な電話通信機器を守るために、地元の石材を用いて建てた、と書いてあった。

その後、郵便電信局に併合されたため、写真のような大きさに増築されていた。

大通りが完全に塞がれているもんね。

取り壊しが決まっていたが、貴重な建物だということで、明治村に移築されることになった。

壊す時に元は小さな建物だったと分かり、明治村では元々の電話交換局のサイズになっている。



2階には歴代の電話機の展示もあった。

これをどうやって使うか、私はもちろん分かるけど、今は携帯電話しか持たない家庭も多いらしい。

「番号のところに指を入れるんだよ」といっても、指を入れて押し続けるんだって。今の子は。という話を聞いたことがある。

これが回るの⁉️というのは経験がないので分からないらしい。

黒電話が2台あり、うまく番号を回せたら、もう一台が鳴って話ができる、という展示だった。

昭和生まれにはびっくりだよね😄




その奥にあるのは市電の展示。

明治村は名鉄という鉄道会社が作って運営している。

その名鉄の全身が走らせていた電車なのだが、26人乗りだったため、すぐ小さくなって保管していた。もっとたくさん乗せたかったんだろうね。

それを札幌市が20両も買ってくれて、雪国用に改造して市電として走らせていたらしい。



乗ってみたよ。
なかなか美しい✨✨

吊り革、といえるのか、竹でできている。
これも風情がある。

運転席も入れた。
計器もなく、仕組みは単純そうに見えるが、雪国での運用は大変だったのではないかと、雪のない土地育ちは想像したりする。

外で走ってる市電。

よく見るとちょっと似てる。。。

これはお金を出すと乗れる。
園内を走れるんだよ😊


朝は涼しかったが、午後は蒸し暑くなった。

明治の建物は大抵うまく風を通す構造になっているけれど、広い案内に点在しているので、歩いて移動しているうちにマスクの中が汗だらけになってしまう。

やっぱり外は暑いのだ。

そんな訳で、この贅沢なかき氷を今日の昼ご飯にした✌️

ふわふわで美味しかったけれど、食べ終わる頃には口の中が冷え冷え〜〜〜。


芝居小屋の前にも金魚の提灯が。

ハートの形の写真スポットも、金魚だった。


帝国ホテルの前の池には、ハスが咲いていたよ。

今日は暑かったけれど、秋は紅葉が美しくて、古い建物によく似合うのだ🍁

また休みを作って、散歩に来よう。





コメント (4)
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