ブログで何度も紹介しているが、今、北欧やイギリス、フランスなどの映画やドラマにはまっている。
公開の映画はあまりやってないが、ケーブルテレビでいろいろなドラマや古い映画などが放映されている。
今日も朝から「ロンドン警視庁犯罪ファイル」をやっていた。
前にも言ったけれど、日本の映画、ドラマもアメリカ物?も同じパターンの映像・展開が多く・・・犯罪物なら、概ね美男美女が刑事などの主人公や脇を埋めて、かならず正義が勝利を収める。それも「正しく」となる。
ところが、欧州物は、まず出てくる俳優・女優がけっして美男美女ではない。そして結末がかならずしも、正義が「正しく」勝利を収めない。
今日のロンドン警視庁の物語も、犯人を最後まで誤認して、その誤認だということを「裏のボス」に利用されて、まんまと「裏のボス」の殺人事件を見逃してしまう。
考えれば、まず一般社会で、そんなに美男美女が存在するわけもなく、また実際の出来ごともハッピーエンドとなるわけでもない。
したがって、日本やアメリカの設定の方が不自然なのだが・・・
どうも映画やドラマに夢を重ねているのか、我々は日本やアメリカの展開に惹きつけられる。そして安心する。
そういう日米の人たちと、結末に「ハッピー」を期待しない欧州の人たちと・・・この嗜好の違いはどこにあるのだろうか?
「フィクションの世界くらい、現実を忘れよう」とするのか、「常に現実を正面から見つめよう」とするのか・・・
とりあえず、今の僕は欧州寄りだ。