仕事の帰りに山科・四ノ宮の徳林庵に寄ってきた。
今日は京都の夏の最後のイベント?である「六地蔵巡り」の日で、六地蔵の一つにあたる徳林庵に行ったわけです。
謂れを少し紹介すると、こういう話の時はいつも顔を出す小野篁が一度冥土に行ったが、地蔵菩薩に拝して蘇ったのちに木幡山の大木で六体の地蔵尊像を彫り、木幡の大善寺に祀ったという。
それを後に、後白河天皇が疫病除けをするために、京都に入る街道の入り口に六体の地蔵菩薩を移し替えたことに始まる。
後年に少し移した場所は変わったようだが、今はこの四宮徳林庵に桃山大善寺、上鳥羽浄禅寺、桂地蔵寺、常盤源光寺、鞍馬口上善寺になっている。
この六つの地蔵尊をめぐると疫病退散、福徳招来になるという。
ちなみに、子供たちの夏休み最後の楽しみである「お地蔵さん」はこの六地蔵めぐりの子供版ということになるという。
ということで、徳林庵に行ったが、たどりつくまで露店と露店の間にひしめく人の流れに任せて歩かざるを得なかったが、露店の前に群がっている子供たちを見ていると、時々吹き抜けるさわやかな風も相まって、今年の夏の終わりを感じずにはいられなかった。
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