TSUNです。合宿お疲れ様でした。
3日間は本当に長かったと思います。前日の練習も含めて4日間に渡ったと考えると…長かったですね。
うん、長かった
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。
合宿前に実習であまり部活に行けていなかったために、色々合宿の内容について心配していたでしょうが、大丈夫だったでしょう?連絡が不十分になってしまったことに関しては申し訳なく思っています。ごめんなさい。皆がヤキモキしていたことをする時間があるなら、空手をしたいなと考え続けてきたのだけどね(1週間くらいあれば話は別なのかもしれないですが)。「まさかこんなことするんですか…?」ではなくて、「こんなことはしないんですか?」というものが出てくると面白くなるのになと、待っていた気も。自分達のための合宿なのですから、これからはあわよくば企画者をも乗せていきましょう。
さて、今回の合宿の目標は
「試合を意識した練習」「1日突き2000本、蹴り1000本」「文武両道。テスト勉強も頑張って」でした。…今更ですが
意外と難しいのが一番最初の目標。でもって、これを中心に合宿の予定は組んでみました。
意識しているようで、ほとんどできていないのがこれだといつも実感します。だからこそ毎日試合をすることに決めたのですが。そうすることで、練習では自分の試合を見据えた課題に取り組み、試合では少しでも肩の力が抜けた自由な組手になるんじゃないかと考えて。「練習でできても試合では…」ということを減らして、練習と試合の垣根を低くできたらなと。
練習のバリエーションとしては考えていたことの6割くらいしか実行に移せなかったです。でも、というかだからこそ一番根幹に置いておきたかった練習(ど基礎の練習ですが)を中心に行ったわけですが。時間配分と練習量の調整は難しいですね。普段それほど量が多くない分、基礎・組手・形の練習とひたすら数をこなしてもらいましたが。
~団体戦~
団体戦では自分のチームが勝つためにどうしたらいいのかを色々考えたと思います。戦略的に勝ち星をあげにいったチーム。自分が対戦したい選手に勝つことも含めて、正面衝突で対戦相手から勝利を取ろうとしたチーム。それぞれの勝ち方があったと思います。
けれど、どのチームにしても勝つための過程は決して一通りではなかったと思います。今回自分たちの取った選択が勝ちにつながったこともあれば、負ける結果に終わったこともあると思います。個々人の力による勝ち負けもあれば、チーム力での勝敗もあったと思います。
そうした過程を踏まえて、次勝つにはどうしたらよいかを、頭を悩ませて真剣に考えて欲しかったという思いがあります。そしてその中から、その試合に勝つためには何が必要なのか、今自分(達)に足りないものは何なのかを実感してもらいたかったということでしょうか。
3日間は長かったと思います。
ただ、それだけ時間を掛けて団体戦を行ったのは、自分達のチームのメンバーをよく見て、そのチームで勝つことを考えてもらいたかったからです。
3日間のうちでメンバーが欠けたり、補充されたチームの人たちはどう感じたんでしょう?その人の存在や、自分のチームのメンバーの大切さを実感したんじゃないかと思います。
普段一緒のチームで試合をしない一年生はどうでしたか?中には予想以上の実力を発揮した子もいるんじゃないでしょうか。後付け的な感じもしますが、そうしたことを知ることができたらいいなと考えたり!?。
当然勝負ですから、ランダムに分けたチームの中で一通りの順位はつきました。自分も参加していた分、3日間で多くの勝利を挙げたチームは本当にすごいと思います。
ではちょっと振り返って、
自分のチームのメンバー一人一人の役割はどんなものだったんでしょう?それぞれはどんな一面を持っていましたか?もしいつもと違う面を見れたならそれが一番大きな変化に繋がるかもしれません。
じゃあ、自分に足りないものはなんでしたか?この機会に少し考えてみてください。そうしたことでチーム、メンバー一人一人が今後大きく変わって・成長していけるんじゃないかと思うから。
~団体形~
団体形については、一言だけ・・・頑張って練習しましょう。一人一人が実力を挙げるだけでなく、6人が息を合わせることをもっともっと意識しましょう。全員が同じタイミングで気合いを入れる・突く・飛ぶ…団体形の醍醐味は間違いなくそこにあると思います。
次の動作で他のメンバーがどう動くか、目で見ていなくても見えるくらいになってきましたか?
~個人形~
形の試合に関しては、きっと色々言いたいこと、思うところは当然あると思います。
今回は審判の難しさを思い知らされました…ってこんなことを言っていてはだめなのでしょうが。公正に見ようとした審判それぞれの評価が違ったことが何よりもそれを証明してくれていると思います。個人的に3位決定戦なんかは判定の匙を投げたかったりもしましたが・・・。
本番ではそうした判断基準のブレは審判員の経験によって小さくなっていると思います。
今回の合宿では、勝ち負けという視点ももちろんですが、そこでの結果を踏まえて、今後大会までの練習に生かしてもらいたいなと思って試合を行いました。そのためにどの審判がどう判定したのかを記録に残すようにしました。なんか、記録自体が審判をしていた自分の反省にもつながる思いですが
どの審判がどう考えていたのか、周りで見ていた部員はどう見ていたのかそうした視点を今後の練習に生かしていってください。
…なんか、言い訳っぽい気もしますが
~個人戦組手~
今回はほぼランダムに2分割してリーグ戦を組んでみました。中には「この人と試合したい」という思いもあったかもしれませんが…
6、7人リーグにしたのは一応大会での決勝戦までの試合数を踏まえて…というところでしょうか。
結果を見て、改めて2,3年生の実力が大きく伸びていることを実感させられました。じっくり見れなかったのが残念な試合がいくつもあったことに、惜しい気がしてならないです。得点表を見ながら、どんな試合だったのだろうといろいろ想像してみるのですが…ビデオが撮れていたらいいのだけど
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単調な攻撃をしていませんでしたか?「よーい、どん」で、同じ形で6ポイント取られていませんか?出だしに迷いがありませんか?せっかく間合いに入ったのに攻撃をやめていませんか?
じゃあ、そうしないためにはどうしたらいいのでしょう?
勝てると思った試合で思わぬ苦戦を強いられた試合はなかったですか?誰もが劣勢と思う中で得点を挙げた試合はありませんでしたか?いつも決まらない技を決めれた試合があったんじゃなですか?
そんな試合の中には、学んでいくべき点が多いんじゃないかと思います。
場所を変え、雰囲気が変わった中でやる試合は、いつもの練習の中での試合と少し違ったかもしれません。そうした場所での試合で感じたことを、大会までの残りの練習に生かしていってもらいたいなと思います。
でもって、余談もちらほら。空手は個人競技という話をよく耳にします。個人戦で優勝するためには誰の力も借りれない中、何試合も勝ち続けなければなりません。でも本当に一人でしたか?皆が応援する分だけ…それ以上に皆は応援を受けている。感じませんか?
そして個人的なポリシーですが、本人が表現する以上に自分が嬉しかったり悔しかったり思えるくらい応援できるのが、いつも練習しているチームなんだと思います。
~お礼~
個人的には今回色んな形でいろんな人にお世話になりました。本当に感謝しています。
初日、そして最終日に駆けつけてくださった先輩方、本当にありがとうございます。一か月前のメール一つでのお願いに応えてもらって、本当にうれしかったです。現役部員には練習、試合をするなかで、審判や指導に当たっていただけて、本当に助かりました。部員もいつもとは違う視点からのアドバイスに色々刺激を受けてくれていると思います。試合をし(て、打ちのめされ!?)た部員にとってはなおさらだと思います(笑)。
試合の判定(特に形の試合)についても色々アドバイスしていただきました。個人的に思い入れの強い種目なだけに暗中模索している中だったので非常に助かりました。ありがとうございます。
泊まった旅館の方にも本当にお世話になって。移動から、お弁当から、食事から、洗濯から…驚くほど助けてもらってしまいました。本当に感謝しています。
で、最後に一年生。合宿では疲れている中、色々な仕事を頼まれてくれて本当にありがとう。これまでも何か試合やイベントの度に動いてもらうことが多かったと思いますが、今回の合宿ではそうした立場から一歩離れて、選手として試合をすること、そして自分がチームの一員として試合に出ることの意味を知ってもらいたかったという気持ちが強くあります。学年を経るごとに自分のチームを応援したいという気持は大きくなっていきます。でも、多分そういう気持は一緒に試合に出ていく中で育っていくものだと思っています。一年生の時の西医体・西コメ大では試合に出れない人が多いけれど、だからこそ本当の意味で部員全員で試合に臨めるようになったらいいなという期待を込めて今回団体戦を企画してみました。そんな思いも受け取ってもらえたら嬉しいかな。
ポイントがとれないながらも5試合も6試合もこなし、「技を決めるってどういうことですか?」「どうしたら決めれるようになりますか?」と最後に質問してきた子もいます。
「これ」という答えはあげられなかったかもしれないけれど、これからきっとうまくなってきますよ。そして間違いなく下から突き上げる力となってきますよ。
さあ、後は西医体・西コメ大を残すのみ。
残りの期間、"ま○ば"主将の下、貪欲に勝ちを狙って、全力で最後の追い込みをしていきましょう!!