今日は誕生日でした。三十路になりました。いやー、まさか自分の年齢が30の大台にのるなんざ、ほんの一昔前まで思ってもみなかった。ちょっと前まで、アンゴルモアの大王にやられて、若干23歳で死んでいるはず、と思っていた。あの世(霊界)ではなぜか自分が理想の姿形になっていて、「死んだらおどろいた!」と宣(のたま)う予定だった。
しかし、人生とはそうそう予定や思惑どおりにはいかないものだ。
思えば――オ○ニーを(自力で)覚えたばっかりだった――あのころは、「こんな気持ちイイことをしているのは、世界で俺だけに違いない」と、思っていた。しかし現実はそうではなく、みんなやっていた。
思えば――毎週テレビにかぶりついて「ドラえもん」を見ていた――あのころは、のび太の年齢を追い越したことがうれしくてしょうがなかった。しかし、それはのちに憧れやさみしさに変わった。
そんなこんなを経ての、30歳である。
あたまのなかでは、昨日あたりからずっと、「♪も~っすぐ30歳っ」とゆずのボーカルがリフレインしている。
最近お気に入りのfoodiumで、30%オフになっていたケーキを買ってきた。同じくfoodiumで買ってきたインスタントのちゃんこ鍋に火を通しながら、ひとりさみしくケーキにフルーツを盛り付ける。食う。美味い。なぜか、涙がこぼれた。涙のなかに、幻影を見た。あれは、かつて横浜の「こどもの国」で、一生懸命つくった“難度A”の組み立て飛行機が、台風一過の強風にあおられ、地面に激突したときの残骸だ。いやあれは、なけなしの小遣いをはたいて買ってきたパラシュート花火をやっと公園で打ち上げられたのに、落ちてきた落下傘をクラスの女の子たちに横取りされて泣いている、俺自身だ。いやあれは……もうやめよう。過去を振り返るのではなく、清算し、胸の奥にしまい、あたらしい明日の糧としていくのが、大人ってもんじゃないのか。そうだ。そうにちがいない。
「30台の抱負は?」
と訊かれた。迷わず、
「金持ちになる」
と答えた。
だって最近、貧乏なんだもん。いいかげん、キャッシングから卒業しないとやばい。
「人間の足を止めるのは絶望ではなく、諦観だ。人間の足を進めるのは希望ではなく、意志だ」
と、こないだ読んだマンガに書いてあった。まさにそのとおりだと思う。
美輪明宏みたいに、「40台になったら30台だったころの自分がガキに思える。50台になったら40台だったころの自分がガキに思える。60台になったら……」
みたいなことが宣(のたま)えられる、カッコマンになりたい。
老いてますます盛ん。これを目指そう。
しかし、人生とはそうそう予定や思惑どおりにはいかないものだ。
思えば――オ○ニーを(自力で)覚えたばっかりだった――あのころは、「こんな気持ちイイことをしているのは、世界で俺だけに違いない」と、思っていた。しかし現実はそうではなく、みんなやっていた。
思えば――毎週テレビにかぶりついて「ドラえもん」を見ていた――あのころは、のび太の年齢を追い越したことがうれしくてしょうがなかった。しかし、それはのちに憧れやさみしさに変わった。
そんなこんなを経ての、30歳である。
あたまのなかでは、昨日あたりからずっと、「♪も~っすぐ30歳っ」とゆずのボーカルがリフレインしている。
最近お気に入りのfoodiumで、30%オフになっていたケーキを買ってきた。同じくfoodiumで買ってきたインスタントのちゃんこ鍋に火を通しながら、ひとりさみしくケーキにフルーツを盛り付ける。食う。美味い。なぜか、涙がこぼれた。涙のなかに、幻影を見た。あれは、かつて横浜の「こどもの国」で、一生懸命つくった“難度A”の組み立て飛行機が、台風一過の強風にあおられ、地面に激突したときの残骸だ。いやあれは、なけなしの小遣いをはたいて買ってきたパラシュート花火をやっと公園で打ち上げられたのに、落ちてきた落下傘をクラスの女の子たちに横取りされて泣いている、俺自身だ。いやあれは……もうやめよう。過去を振り返るのではなく、清算し、胸の奥にしまい、あたらしい明日の糧としていくのが、大人ってもんじゃないのか。そうだ。そうにちがいない。
「30台の抱負は?」
と訊かれた。迷わず、
「金持ちになる」
と答えた。
だって最近、貧乏なんだもん。いいかげん、キャッシングから卒業しないとやばい。
「人間の足を止めるのは絶望ではなく、諦観だ。人間の足を進めるのは希望ではなく、意志だ」
と、こないだ読んだマンガに書いてあった。まさにそのとおりだと思う。
美輪明宏みたいに、「40台になったら30台だったころの自分がガキに思える。50台になったら40台だったころの自分がガキに思える。60台になったら……」
みたいなことが宣(のたま)えられる、カッコマンになりたい。
老いてますます盛ん。これを目指そう。
なんか、そんな気がする。
私は毎日、会社帰りに寄ってます。
遭遇しちゃうよー。
さて、野望まんまんのあなたに、この詩をプレゼントします。
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サキノハカといふ黒い花といっしょに
革命がやがてやってくる
ブルジョアジーでもプロレタリアートでも
おほよそ卑怯な下等なやつらは
みんなひとりで日向へ出た蕈のやうに
潰れて流れるその日が来る
やってしまへやってしまへ
酒を呑みたいために尤らしい波瀾を起すやつも
じぶんだけで面白いことをしつくして
人生が砂っ原だなんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分とくらべるやつらも
そいつらみんなをびしゃびしゃに叩きつけて
その中から卑怯な鬼どもを追ひ払へ
それらをみんな魚や豚につかせてしまへ
はがねを鍛へるやうに新らしい時代は新らしい人間を鍛へる
紺いろした山地の稜をも砕け
銀河をつかって発電所もつくれ
〔サキノハカといふ黒い花といっしょに/宮沢賢治〕
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ごめん、別のモノを払ってしまった…。
>ゴーさんは、きっと格好良い大人になるよ。
ありがとうございます。
40くらいまでにはなんとか…。
>わざわざサンチャのfoodiumまで来るの?
家から1.5kくらいだからね。いーっすわあすこは。
サキノハカ(=先の墓?)、ありがとうございます。
>いつまでもそのままのゴーくんでいてください。
ありがとうございます。いろんな意見がありますね。
>金持ちになってください。ZEHI。
同上。
そろそろおっ立つ頃だね!
余計なものは立てずに志を立てなさい。
男は皺の一つ増えるたびに渋いいい男になっていくものです。
明日の貴君に期待してるよ!
おめでとう&ようこそ三十路!
男は30から脂がのってくるよ
はい、ありがとうございます。
がんばってお金持ちになります。
そして、上場して買収して粉飾したいです。
>男は30から脂がのってくるよ
たしかに最近、一日3回は顔をあらっているぜ!