Yahoo!知恵袋でXserve

先週、ヤフーがまたいとおかしいサービスを立ち上げた。その名も「Yahoo!知恵袋」今日はコイツでXserveしてみたいと思う。

「Yahoo!知恵袋ってなんJARO？」その名前から誰でもなんとなく想像はつくだろうが、説明するとけっこうめんどいので、コイツが一体何なのかを端的にあらわすイカした例がないかを探してみた。もちろん、わかりやすい例といえば、下ネタに決まってる。

そして、私は発見した――。もっとも端的かつわかりやすい例を。

質問：オナニーとはなんですか？

すばらしい。すばらしすぎる。例えるなら、ゲッツーとられたオリバー・カーン。略して、ツーカー。惜しむらくは回答の参考図がリンク切れになっていることだが、さぞかし必要にして充分なわかりやすい画像が存在したに違いない。

まだはじまったばかりのサービスであるためか、いささか混乱も見られる。

質問：最近、息子に元気がありません。どうか息子を元気付ける方法を教えて下さい。ウィットに富んだ方法が希望です。

「息子を元気にしたい」という人類の通奏低音的テーマに、2つの見地からまったく異なるアプローチで激論が交わされている。しかし、一方は明らかに勘違いだ。

――というわけで、わからない素敵なサムシングを他人に聞けるサービスなんだけど、これって「はてな」や「教えて！goo」のパクリじゃねーの？　という向きもあるようだ。まぁ、そのとおりなんだけど、しかし、そのはてなも親父にインターネットを教えているときに思いついたみたいなことを言いつつ、明らかにaskme.comとかのナレッジコミュニティー（以下ナレコミ）のパクリとしか思えないのであって、結局のところ何がいいたいのかというと、パクッたパクられた、バブったバブってたよねあの頃は、なんてな話は男らしくねええええええええええんだよ！　と言いたい。

パクろうがパクられようが、最終的に世の中に広めたヤツが偉い。0-1の能力があっても、1-10の能力がなければ宝の持ち腐れということだ。

今後、日本のナレコミはどうなっていくのだろう。ヤフーがまたぜんぶおいしいとこもってくのだろうか。実は、4年前の野村総研のレポートにすでに全部書いてあった（PDF）。

1.広告で儲ける
2.知識の仲介手数料で儲ける
3.オンラインショッピングと連動して儲ける（アフィリエイトが主？）
4.企業に仕組みを売りさばいて儲ける（B2B）

なるほど、なるほど、成歩堂。

このままではなんかくやしいので、俺も考えてみた。

・激裏情報カテゴリを作り、月額会員制課金で儲ける。
・興信所と組んで「ウチの奥さんは昼間何してますか？」「FFXIでヴァナ妻してます」的サービスで儲ける。
・質問者に「参考になった」と思わせないと得られないポイントを金で買える裏サイトを作って設ける。
・ナレコミ上で特定の宗教のすばらしさを説き、信者を増やして儲ける（宗アフィ）
・進研ゼミと組んで「こんなところで質問してるヒマがあったらウチに申し込んだ方がカワイイあの子にもモッテモテ！」的ダイレクトメールを送りつけて儲ける（しまじろうもびっくり）。
・ナレコミ上で募集した質問でクイズ大会を開き、生まれたクイズ王をおちまさとにプロデュースさせ、関連ビジネスで儲ける。

だみだこりゃ（特に最後のやつ）。

【ナレコミ一行情報】
かのうれしはずかしビットバレー時代、ナレッジコミュニティーのアイデアを形にすべく交流会で出資者を募り立ち上がったサービスがOKWebで、これをバックエンドに採用したのが教えて！gooであるとの説。

Yahoo!知恵袋でksearchyj_admin1、ksearchyj_admin2というIDがやたら多いが、これはヤフー社員のIDではなく、以前あつめた質問を一括転載したとのヘルプ。

あのNAVERもナレコミサービスを運営中との仰天情報（あいかわらず気持ち悪いアバターですね）。