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表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

さよなら『ブラック・レイン 』

2025-01-11 17:36:34 | 映画

まさかこんな別れ方があるなんて...。

松田優作アニキの命を懸けた一世一代の名演に、世界中が度肝を抜かれた『ブラック・レイン』の日本での上映権が今月末で失効するんですって!

そんなことあるんですね。

高倉健、松田優作が出演、『ブラック・レイン デジタル・リマスター版』国内最終上映 【2025年1月24日より全国4館、1週間限定劇場公開】

優作アニキが亡くなる直前、仙台東宝で観た思い出の作品。アニキの狂気の演技にその他の役者さんたち(あの高倉さんも)が完全に霞んじゃいましたもんね。

負けていなかったのはアンディとガッツさんくらいでしょうか。

こんなに日本と深い繋がりのある作品が、日本の劇場で観れなくなるなんて信じられません。ついこの前”午前10時の映画祭”で上映してませんでしたっけ?

それはそうと、今回の最終上映が観れるのが国内で4館だけ。

仙台で観れないのは仕方ないとして、ロケ地だった大阪で上映されないってヒドくないですかね。

 

 

何とかもう一度映画館の暗がりで観たいなぁ。


John The Revelator

2025-01-11 16:05:51 | Blues

サム・ムーアさんが逝去されました。89歳。

https://news.yahoo.co.jp/articles/354d8a41f4e00829ff5b99c8976e630ede0b03f6

鬼籍に入っても仕方のないお歳ですがめっちゃ悲しいです。自分のじいちゃんが死んじゃった気分です。

サム&デイヴは僕にソウルのカッコ良さを教えてくれた先生です。ベタだけど代表曲「ソウル・マン」のカッコ良さにシビれました。

僕がサム・ムーアさんに辿り着いたのは、中一の頃に黒人音楽に何の知識もないまんま観た(今はなき東映パレス!)映画『ブルース・ブラザース』の中でした。ご本人は出ていないけど、劇中でカーラジオから薄~く流れる「スージー・ミー」「ホールド・オン、アイム・カミン」。「何だ?このカッコ良い曲は!!」とシビれました。

そのあとブルース・ブラザースのデビューアルバムで「ソウル・マン」のカバーを聴いて以来、サム&デイヴがお気に入りのアーティストに。

https://youtu.be/FTWH1Fdkjow?si=OdZCcoa1nsigGRnV

そして第一作から18年後の続編『ブルース・ブラザース2000』でサムさんはついにブルース・ブラザースの仲間入り!クリオファス牧師ことジェームス・ブラウンと一緒にゴキゲンなソウルを聴かせてくれました。

John The Revelator (No Police Interruption) | Blues Brothers 2000 (1998) | Sam Moore, James Brown

このシーンは物語の展開を左右する重要な場面だし、何度観ても楽しくて大好きです。

また一人、『ブルース・ブラザース』を彩った大スターがいなくなっちゃいました...。

 

 

ブルース絡みでは1992年の(僕は大好きだけど)あまり評価の高くないアルバム『ヒューマン・タッチ』で「ソウル・ドライバー」「リアル・ワールド」「マンズ・ジョブ」の3曲で共演。

そしてロックの殿堂コンサートではブルースの客人として「ソウル・マン」と「ハイヤー・アンド・ハイヤー」でパワフルな歌声を披露。このステージはたまりませんよね。ブルースのサムへのリスペクトぶりが最高です。

https://youtu.be/zK42PMBcESo?si=n46XYPRDNnz5Jqjl

さらにブルース版”フロム・ザ・クレイドル”(と、僕が勝手に思っている)『オンリーザ・ストロング・サヴァイヴ』でも「ソウル・デイズ」と「愛を忘れて」で共演。特に「ソウル・デイズ」での掛け合い "I wanna hear Sam & Dave (Oh, listen baby" がほのぼのしていて大好きです。

20年くらい前のサムのアルバムでもデュエットしていましたよね。

 

あぁ。切ない。悲しい年明けになりました。

 

サムさん、一度もお会いできなかったけど安らかに。