27日(火)9時に起きる。日脚が柔らかく穏やかな朝だ。
娘が窓ガラス吹き、台所のレンジフードの油汚れの除去に奮闘、見違えるようにきれいになっ
た。ご苦労様。私はプランターに正月用に寄せ植え、仏壇用花瓶に簡単な投げ入れで活け、水
引添えてちょっぴりお正月ムード。全くお恥ずかしい駄作だけど。
正月用フラワーアレンジは、遠出不可になったのであきらめる。正月まであと4日。
コロナ感染者が減る兆しはなく、死者も増えてきたのが気になる。お隣の中国では恐ろしいこ
とが起きているようだ。香港メディアによると、人口14億人のうち2億5000万人が感染
しているというのだ。中国政府発表では感染者は1日数千人だから、あまりにも大きいギャップ
に驚く。感染で国民の免疫力を付けようとしているのではないか、という恐ろしい見方をする人
もいる。真相は分からないが、感染者が急拡大していることは間違いない。陽性者でも症状がな
い人は出勤させているとか、死者でも基礎疾患ある人はコロナとカウントしないとか。厳しい
「ゼロコロナ」を撤回(破綻)したとたん、感染者は激増しているのに、公表の数字は操作して
いるように見える。日本政府は中国に対して水際作戦を強化するらしいが、成功するだろうか。
だいたい中国やロシアなど全体主義国家の統計は、信用できない。政府(権力者)に都合の悪
い数字は隠すか、過小に公表するのが常態化しているとみられるからだ。
統計は、その国の姿を知る最も重要な数字だ。人口、財政、各種経済指標、防衛費・・・数値
が虚偽ならば、その国の実態は分からない。
いい加減な国ほど、強く(豊かに)見せようと数字を膨らます、都合の悪い数字は少なく見せ
る。日本でも、時々官庁や企業で数字をゴマ化して大騒ぎになる。統計のごまかしはその国・
企業の信用を失う。都合が悪くても、事実をちゃんと公表することが信用を得る。たかが統計
数字、と軽視すればとんでもない過ちを犯す。
29日(水)今朝も起きたのは9時。カナがベッドのマクラ元にドンと飛び乗って、モソモソ
している。「いつまで寝とんのや」と言ってるのだろうか。「はいはい、起きますよ」と雨戸
を開け、穏やかな日差しに目を細める。
新年から、購読している新聞の夕刊1面掲載の「随想」の筆者に、作家の朝井まかてさんが登
場する。「随想」は3か月交代で、各界で活躍している人達によるエッセー。土日を除く5日
間を交代で執筆、毎回楽しく読んでいる。
朝井まかてさんは、幕末から明治へ駆け抜けた歌人・中島歌子を描いた直木賞受賞作の「恋歌
(れんか)」(講談社文庫)、明治神宮の森を造った人たちを描く「洛陽」(祥伝社文庫)、
葛飾北斎のお娘お栄の生涯を描いた「眩(くらら)」(新潮文庫)、江戸の三十路前の女3人
が繰り広げるお伊勢参りを軽妙な筆致で描いく「ぬけまいる」(講談社文庫)、民話の主人公
たちが躍動するファンタジー「雲上雲下(うんじょううんげ)」(徳間文庫)など、話題作を
次々出している大阪生まれの女性作家。大のファンで、新年からの「随想」を楽しみだ。
🌸 仏壇用の投げ入れ 🌸
🌸 松、ハボタン、ナンテン、シクラメン、プリムラで「迎春」寄せ植え 🌸