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リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

協力すれども介入せず

2022-12-23 11:04:25 | 日記

12月21日(水)9時に起きる。寒さは昨日に比べやや緩んだ感じ。太陽の光も穏やか

に感じるが、午後から曇り空。夜には雨らしい。

サッカーワールドカップで26年ぶりに3度目の優勝果たしたアルゼンチン選手団、祖国

に凱旋してパレード、400万人が出迎えたとか。テレビで観たが、とてつもない群衆に

驚く。

そのアルゼンチンは、過去に何度も国家財政が破綻して債務返済不履行(デフォルト)した

ので知られているが、群衆の歓喜からはそんな国の危機感がみじんも見られない。

ところでアルゼンチンに関する艶笑話を孫引きだけど紹介。

朝鮮戦争(1950年)が勃発した時、国際連合からアルゼンチン政府に軍隊の派遣を要請

された。受けるべきかどうか迷った政府は、出先の大使館に意見を求めたところ、返信には

「コホーネス」とたった一言。スペイン語で「睾丸」の意と分かるが、言わんとする意味が

分からない。外務大臣が老首相に問い合わせたところ「君たちはこんなことも分からないの

か。これは『協力すれども介入せず』じゃよ」と答え、にっこりしたという。

他国に知られては困る機密情報を難しい暗号でやり取りする外交文書に、こんな粋な(?)

言葉もちりばめることもあるんだなあ。丸谷才一のエッセー「好きな背広」(文春文庫)で、

中野好夫が南米旅行で仕入れた艶笑小咄として紹介している。それにしても、国の命運を左

右しかねない在外大使館の公電、なかなかオツ(乙)だねえ。

 

 

22日(木)今朝も起きたのは9時。昨夜降った雨も上がり、真っ青な空、頬を撫でる空気

も柔らかい。

今日は冬至だ。昨日買っているカボチャを甘煮、一年間の無病息災を祈ろう。冬至には「ん」

のつく食べ物を食すると運に恵まれ、風邪も引かないと言い伝えられている。カボチャは「な

んきん」ともいわれるから、レンコンやぎんなん、などと同じ「ん」のある幸運の食物らしい。

さて夕餉のメインは、鶏肉と里芋のさっと煮。レシピを探したが見つからないが、作り方はおぼ

ろげに分かっている。里芋は揚げてから煮込む、軽く揚げた白ネギ、揚げ餅も加える。調味料は

砂糖、しょうゆ、酒、みりんをそれぞれ大匙1にすると、ほぼ間違いない。

娘は勤め帰りに柚子を買っているので、冬至と言えば柚子風呂。柚子は香りが強く、邪気を払

うと言われ、銭湯が出来た江戸時代から柚子風呂が広まった。この日は、一年で一番昼が短く

寒いため、命に関わる危険な日と恐れられ、禊(みそぎ)とし、柚子風呂に入ったという。以

来、柚子風呂に入ると、健康で一年を暮らせるという願いも込められるようになったとか。

ちょっこっと知ったかぶり 江戸の町に銭湯がとても多かったそうだ。「喧嘩と火事は江戸の

華」と言われるほどで、幕府は火災予防のため庶民の家の風呂は禁止したためと言われている。

(ちなみに江戸の銭湯は、混浴だったそうですよ~~ん)

   <冬至にカボチャ炊く>

   <冬至、一年で一番長い影>

 <アルゼンチンの国境、右はブラジル、左パラグアイ