12月3日(土)9時15分に起きる。きれいな青空だったが、正午前ごろから薄雲が
張ってきた。
午後、花も枯果てたフジバカマを根元数センチほど残して、刈り取った。13個のプラ
ンターに咲かせ、アサギマダラを待ったが2年続けて見事に振られた。来てくれたのは
最初の2年だけ。三田や篠山地方、神戸市街地の花壇や六甲山にはたくさん来たという
のに。今年よく見かけたのはツマグロヒョウモンやアゲハばかり。
刈り込んだプランターのあるコーナーはすっきりしたが、アサギマダラが来なかったこと
を思うと、少し寒々しく感じる。
来年はどうしようかな。数を減らして、もう1年頑張ってみるか。フジバカマの茎と葉を
詰めたと大型ごみ袋を前に、思案する。
刈り取る前のフジバカマ
刈り取ってスッキリ
4日(日)9時15分に起きる。外はどんよりした曇り空。風はないけど寒い。これからこ
んな日が続くのだろう。
前日に続いて、ガーデニングの話が続く。昨夜、民放テレビの「世界ふしぎ発見」を観てい
たら、イギリスのガーデニングを取り上げていた。
その英国で「ゲリラ・ガーデニング」というのがあるのを、初めて知った。花の種を包んだ土
などの塊りを、空き地や民家の荒れた庭に投げ込み、自然に花を咲かせて楽しむ「花ゲリラ」
と称するボランティアのことらしい。種の入った泥の塊りを「シード・ボム=花種の爆弾」
というそうだ。公園や道端のベンチに花束(ブーケ)をさりげなく置いて、持ち去ってもらう
「フラワー・ボム」もあるとか、さすがガーデニング大国のイギリスだねえ。
花ゲリラは、さしずめ日本では「花咲か爺さん」か。「枯れ木に花を咲かせましょう」という
から趣があって、優しいね。
ところで日本ならシード・ボムを投げ込まれたら「勝手なことするな」とトラブルになりそう
だけど、イギリスでは当たり前のことらしい。古くから王室をはじめ花や庭園をこよなく愛す
る、大英帝国の余裕かな?
ところで我が庭にも「シード・ボム」を落とされているようだ。「花ゲリラ」は人間じゃなく、
どうやら野鳥や風らしい。植えたり種をまいた覚えがないのにいつの間にか花木が現れ、咲い
ている。
タツナミソウ、ホトトギス、ツルニチニチソウ、ヤツデ、ナンテン、ホソバヒイラギナンテン。
樹木ではクスノキ、ケヤキ、カシ、クロガネモチ・・・クスノキやケヤキは狭い庭で大きくなっ
たら厄介なので、せっせと切り捨てているが切り株からすぐ芽が出るので、ちょっと迷惑してい
る。カシやクロガネモチは油断したらちゃっかり庭木に成長、植木屋さんに選定を頼む始末。
野鳥がウンチに包んだ種の爆弾シード・ボム、風が運んで来るSeedBombs。次はどんな種を落と
してくれるだろうか、ちょっと楽しみ。
<野鳥の「ウンチ爆弾」の花たち>
🌸 タツナミソウ 🌸
🌸 ツルニチニチソウ 🌸
🌸 ホソバヒイラギナンテン 🌸