10月16日(日)9時に起床、薄曇りだったがやがて晴れ渡る。
明け方、カナがベッドに飛び乗ってきて、お尻のあたりにくっついてもぞもぞして、
そのまま寝入ってしまった。おかげで、こちらは身動きできずうとうと・・・
タイガース新監督の岡田彰布さんが就任会見した。チームカラーの黄色いネクタイで
臨んだ岡田さんは「優勝を目指す」とは明言しなかったが「最後に楽しんでもらえる
よう頑張る」と頼もしい発言。大山、佐藤両大砲の守備を固定して、打線の強化を図
るとともに、若い投手力を生かして守りの野球を徹底すると明言、リーグワーストワ
ンの失策に泣いた現状の改善を強調した。
ただ岡田さんは64歳。何百万人もいるタイガースファンのプレッシャーを背に受け
ながら、優勝争いをする監督は超激務だ。ご本人も言ってるように、そんなに永くで
きないだろう。2005年にリーグ優勝に導いた優れた勝負勘を期待したいが、会見
で見た顔がかなり老けて見え、以前に比べてはつらつさが感じられないところが、少
し気になる。
17日(月)9時に起きる。7時過ぎカナがベッドに飛び乗って来て冷たい鼻先を足に
こすりつけ、プイと行ってしまったのは「起きろ!」と催促に来たのかな。雨戸を開
けると小雨がそぼそぼ降っていて、ツバキの葉っぱに水滴を乗せて光っている。
今年は日本に鉄道が開業して150年になるという。午前中に放映したNHKの新幹
線特集を見ながら、もう久しく新幹線に乗っていないなあ、と思う。国内旅行の近
場はバス、遠方はほとんど飛行機を使っていたけど、のんびり沿線の風景を見なが
らの旅もいいな、と最近しきりに思う。
東京在勤時に毎月の本社の会議に出るため、新幹線で帰省していた頃が懐かしい。
車窓に流れる風景を見ながら駅弁を開き、缶ビールをプシュッと開けて飲む楽しみ
は格別だった。青空バックにそびえる富士山の神々しさ、忘れられない。
この番組で、鉄道発祥の国イギリスに日本製の新幹線が投入されているのを初めて
知って、日本の鉄道技術のレベルの高さを再認識した。
鉄道開業から150年、進化はとどまるところを知らなうようで、次世代鉄道とし
てリニア新幹線が建設中。なんと時速500キロ…航空機並みのスピード。2027
年には東京(品川)-名古屋、2037年に大阪まで開通すれば67分で行けるとい
う。素晴らしいことだが、そんな超スピードの鉄道が地震大国日本で安全が保てるの
だろうか。
「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」
昭和48年 (1973年)の全国交通安全運動で生まれた交通事故防止の標語の傑作だが、リ
ニア新幹線を思うと、何やらな不吉な警告に聞こえるのは、私だけか。
就任会見する岡田タイガース新監督