10月18日(火)9時10分に起きる。少し肌寒いが晴れていて、いかにも秋の
朝という感じ。午後から気温が下がり始め、北西の風も強くなった。まるで晩秋の
木枯らしの前触れのようだ。
主夫業を担っていて、つくづく思うのはご飯を一定に美味しく炊き上げることが、結
構難しいと言うことだ。我が家は毎晩2人分で1合のお米を炊く。炊飯器には1合の
量に応じた水の量が示されており、合わせるのだけど炊きあがったご飯は、日によっ
て固かったり柔らかかったり、一定しない。もちろんうまく炊ける日もあるけど。
寒くなってきて、そろそろシチューが食べたいと思って今夜は、豚肉とサツマイモ、玉
ねぎで「豚おさつシチュー」を作った。初めて作ったサツマイモのシチューだが、調味
料は塩とコショウだけ、ほんのり甘く美味しく出来上がった。でも残念ながらご飯は少
し硬かった。
娘に「今夜の御飯は堅いね」と言ったら、「うん、固い」とあっさり返された。お米と
水の量が微妙に食い違って、ご飯の調子が狂うのだろう。固めの御飯は、カレーによく
合うが、シチューではちょっと違和感。プロの主婦さんたちは、こんな不安定なご飯を
炊いていないだろうなあ。
余談だが、学生時代サークル仲間とキャンプした時、飯盒でご飯を炊いた。小さいころ
母親に教えてもらった水加減と薪(まき)で炊く方法を思い出して炊いたら、見事に美
味しく炊きあがった。(女性陣に絶賛されたのは、言うまでもない)。コツは簡単。ご
はんの泡が噴き出てきたら燃えている薪を取り出し、残り火だけで炊き上げる、もちろ
ん蓋は絶対取らない。「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」。電
気炊飯器では、そんな芸当は出来ないが。
19日(水)8時50分、カナに起こされた。真っ青に晴れ上がり、気持ちの良い秋の朝
だ。真っ先にフジバカマの花にアサギマダラを探すが、来ていない。朝食の後、ビオラの
苗などに水をまく。
ちょっとしたきっかけで口にしたら、これまで我慢していた食い気が目覚めるってことが
よくあるよね。娘が梅田デパ地下物産展で「芋ケンピ」を買ってきた。どれどれ、と食べ
たのが運の尽き、程よい甘さとカリカリ心地よい歯ざわり・・・病みつきになった。「少
しぐらいならいいだろ」と言い訳して、ポリポリやり始めたらやめられない。
「旨いだろ、少しぐらいならいいよ、さあ食え」と、もう一人の自分が耳元で囁く。悪魔
の芋ケンピだねえ。油で揚げて砂糖も加えているから100グラムで500キロカロリー
近くあり、糖尿ダイエッターにはまさに天敵。分かっていても「少しなら」と手が伸びる。
かくして、目の前の芋ケンピ袋と闘い、敗北の日々。意志薄弱な自分に絶望、情けない。
ネットで調べると、芋ケンピを食べ過ぎると①太る②便秘になる(不溶性食物繊維が多い)
③オナラが出やすい…とか。どうしてくれる。
早めに買い出し。今夜のメニューは里芋の美味しい秋なので鶏肉と煮込んだ「里芋と鶏もも
肉のピリ辛煮」。ほうれん草を湯がいてちくわを加え、手製の「生姜ジャム」に醤油少量足
して和えると美味だった。他に定番のアスパラのバターソテー、サンマの竜田揚げ(総菜)。
(生姜ジャムは、生姜100グラムをすりおろし砂糖大匙4を加えて弱火で煮込み、水分を飛
ばすと出来上がり。冷蔵庫で3~4週間保存可能の調味料「NHK「あさイチ」レシピから)。
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