リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

寂しい彼岸花

2022-10-02 12:10:49 | 日記

9月30日(金)8時50分に起きる。真っ青な秋空、さわやか風。

 

テレビの情報番組によると、デパートが催す物産展で一番人気があるのは

「北海道物産展」だそうだ。

その物産展、梅田のデパートで始まった。娘は「夕ご飯用にお弁当でも買

って帰るから、何がいい?」というから、ちょっと贅沢に「十勝黒毛和牛

の弁当」とリクエストした。希望の弁当をはおいしかったが、結構いい値

段がするんだねえ。

というわけで、夕餉の買い物と支度から解放されたので、暮れるまで庭仕

事。夏の花が終わった鉢やプランターの古い土をふるい分けて、来年春に

使うため、油粕をブレンドし袋詰めして保管する作業。土は重いから結構

重労働、汗びっしょりになる。

 

プロ野球も終盤、有力選手の引退が報じられている。超人と言われたタイガ

ースの糸井嘉男選手、大リーグ挑戦した中日の福留孝介選手ら輝かしい成績

を残した選手も、ユニホームを脱ぐ。糸井選手41歳、福留選手は45歳。

ほかの引退選手も40歳前後の若さばかり。一般社会人なら働き盛りの年齢

なのに、プロ野球世界ではもう引退(定年)なのだ。球界で指導者として残

る人もいるが、大半は「再就職」して働く。選手時代の年俸は、一般サラリ

ーマンの何十倍ももらっているが、ユニホームを脱ぐとそんな高給は期待で

きない。残りの40年ほどの人生を、選手時代の蓄えと年金だけでは食いつ

ぶしてしまうだろう。

華やかなプロ野球選手人生、ユニホームを脱いだ瞬間、冷たい風が沁みる人

も多いのではないか。給料は高くなくても、60歳前後の定年まで勤め上げ、

年金もそこそこ保証されるサラリーマン人生も、そう悪くないように思うの

だが。

 

10月1日(土)9時に起きる。今日から10月。気持ちよい秋晴れの空だ。

今日も家事は娘がやってくれるので、終日庭仕事に専念。昨日に続いて古い

土の整理、油粕と混ぜて春の園芸に使う日まで袋詰めして保存した。

彼岸花は1本だけ咲いて、その後2本が花芽を出してきたが、残る7本のう

ち3本ほど葉が出ている。「葉見ず花見ず」の彼岸花は、まず花が終わって

から葉が出るのだけど、これでは順序が逆。このままでは花は来年に後回し

だろうか。

多くのブロガーさんは、咲き乱れる彼岸花の写真をアップされているのに、

我が家の花はたった2本だけ。しょぼく、寂しいねえ。花が終わったら冬越

しに気を付けながら世話して、来年に期待しよう。

 

   🌸 寂しい彼岸花、来年はにぎやかに咲いてね 🌸

  花を見ずに、葉だけお先に

      📚 心に響く言葉 📚

言葉は、言葉を生み出す心は、権威や権力とは全く無縁な、自由な

ものなのです。また、そうでなくてはならない。自由航海をするすべ

のひとのために編まれた舟、「大渡海」がそういう辞書になるよう、

ひきつづき気を引き締めてやっていきましょう。

              三浦しをん「舟を編む」(光文社文庫)