リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

手向け花の行方

2022-10-30 11:59:15 | 日記

10月28日(金)今日はコープ宅配日なので、少し早め?の8時40分に起きる。

よく晴れた朝、寒さも緩み空気も清澄で気持ちがよい。

例によって昼食前に夕餉の買い出し。昼食前に行くのは、食事後だと満腹で食べたい

ものが思い浮かばないから。

今夜の献立はキャベツ&ソーセージの煮込みをメインに、(ブロガーさんの献立に刺

激されて)ヒジキ&油揚げの煮物、げその天ぷら(総菜)、アスパラのソテー。とこ

ろがメインのじゃがいもを買うのを失念、里芋で代行したがイマイチだった。ヒジキ

の煮物に、いただき物で冷凍保存した枝豆を加えたら、グー!

 

ネットのニュースで、事故現場で死亡した人を悼んで手向けた花やお供え物を、持ち

去る人がいることを知った。確かに死者に手向けた花や物を「盗る」のは、心貧しい

行為で許せない、と思うのは普通だろう。でも亡くなった人の無念に心を重ね、花を

持ち帰り静かに供養する、との想いがあるなら、また違った意味を持ってくるけど。

 

手向け花はどこへ行くのだろう。テレビ中継で、安倍元首相が凶弾に倒れた奈良の現

場に手向けられたおびただしい数の花を見ながら、思った。一括してゴミとして処分

るのだろうか、と下世話な感想も抱いたものだ。

先日、イギリスのエリザベス女王の国葬では、葬送の沿道に延々と花が供えられてい

るのをテレビ中継で見た。その花は後で女王が眠る宮殿の前庭などの移されて、飾ら

れている場面も紹介しており、素敵だなあと思った。

その後、王立公園管理団体の公式ウエブサイトで「手向けられた花は堆肥化され、王

立公園内の植え込みや造園事業に使用される」と発表したという。女王を深く敬愛す

る市民から手向けられた花が堆肥として土に還すというのは、亡き女王の遺志にかな

っているようにも思えて、感動する。

王立公園管理団体は事前に「花の包装を外した状態でお越し下さい」と呼び掛け、さ

らに「持続可能性の観点から、有機物または堆肥化可能なもののみ置いていただくよ

うお願いします」とも。心憎いね。

 

29日(土)9時20分に起きる。少し冷たいが、今日もさわやかな秋日和に恵まれそ

うな晴天。

 

「読書週間」(10月27日~11月9日)が始まっている。強制される読書は感心しな

いが、どんなきっかけでも、読書に親しむのはいいことだ。私が読書に親しむようにな

ったのは、小学生の頃、山川惣治の絵物語「少年ケニヤ」や少年雑誌「冒険王」を夢中

になって読んだことからと記憶している。「少年ケニヤ」は全巻揃えていたが、田舎の

家にはもう残っていない。今では相当な値打ち物のはず、残念。

子どもたちが本好きになってほしいが、読後感想文を強制して「本嫌い」にしないよう

くれぐれも注意しなければ。

 

今年から「読書の記録」をつけている。読書家のタレント中江有里さんは年間300冊

の本を読んでいるとか。蔵書1万冊で自宅の床が傾いたという芸能界最大の読書家・

児玉清さん(2011年没、享年77)は、もっと読んでいただろう。

年初、密かに「今年は100冊の本を読もう」と誓いを立てた。ほとんど手軽に持ち運

び出来る文庫本だけど、今日(29日)現在87冊、目標の100冊は達成しそうだ。ほ

とんどは時代小説だけど、宇江佐真理をはじめ澤田瞳子、宮部みゆき、西條奈加、あさ

のあつこ、高田郁、恩田陸、原田マハさんなど女性作家が圧倒的に多い。大好きな藤沢

周平をはじめ、佐伯泰英、金子成人、山本一力、葉室麟さんらの時代小説も見逃せない。

欲しい文庫本は、アマゾンから取り寄せているが、古本も安く手に入るから助かる。

  *いささか自慢めいた日記になった。井上ひさしさんは「エッセーは

   すなわち自慢話である」と書いている。日記もまた…ご寛恕を。

 

  📚 単行本を隅に押しやり、文庫本であふれそうな本棚 📚