台風一過の秋晴れの日、車で神戸から兵庫県を横断する播但道路を北
進2時間余り、香美町にある「たじま高原植物園」の大カツラを訪ねた。
森閑とした広葉樹の森をしばらく歩くと、大カツラが目に飛び込んできた。
樹齢1000年、苔むした荒々しい樹肌が神々しく、木霊(こだま)が宿って
いるようで、見ていると背筋がぴんとしてくる。
日本では、古木には神が宿ると考え、ご神木としてあがめてきた。
まさにこの大カツラも、ご神木そのものに違いない。
自然を敬う精神は、日本では古来から樹木だけじゃなくモノにも及ぶ。
長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿リ、人々と生活を
共にする。
これを「付喪神(つくもがみ)信仰という。
畠中恵さんの人気ファンタジーシリーズ「しゃばけ」にも「屏風のぞき」など
で登場する。
モノに神や精霊が宿る「長い年月」の基準は・・・
畠中さんの小説では、大体100年以上とか。
道具や物は100年以上大事に使えば、神や精霊が宿るというわけ。
付喪神は、時には妖怪に化けてワルサをするが・・・
モノを大事にする大切さを教える精神から、人々に大切にされてきたので
はないだろうか。
ご神木信仰が、大切な里山を守ってきたように。
モノや道具が100年で神や精霊が宿るのなら、この「たじま高原」の大カ
ツラは風雪に耐え、1000年も生きてきた。
樹木の神様、木霊が当然宿っているだろう。
樹齢1000年の木霊に触れ、励まされた一日。
案内してくれた友人は「元気をいっぱいもらった」
80歳(傘寿)前の私「まだ10年は生きられそう」
<たじま高原植物園>
樹齢1000年の大カツラ


パワー貰った、10年長生きだ

デジブックも作りました。
デジブック『 千年の木霊に魅せられ 』 http://www.digibook.net/d/5345cd33b0cd9e34ea1fe5c37ab7c81e/?m