ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

鼠根絶宣言

2016年08月23日 | 時事ネタ関連

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NZ首相根絶宣言をさせたチュウ害」(週刊新潮[8月11・18日夏季特大号])

 

ニュージーランド南北両島は、嘗て海面に没していたとする説が在る。

 

太古地殻変動で、両島は超大陸ゴンドワナの一部から約6,000万年前に分離、後に沈没し、約2,400万年前に再浮上したと言う。

 

此の説なら、何故独自の進化を遂げた生物が両島に多数存在するか説明出来る。元の絶滅後、嘗ては飛行出来たで在ろう“飛べないキーウィや“飛べない鸚鵡カカポ、“歩く蝙蝠”といった種が飛来捕食者ない“楽園”で、軈て彼等は飛ぶ事を止めた、という訳だが、世界的に貴重な固有種の減少に、ニュージーランドのジョン・キー首相は、2050年に鼠等、外来害獣の国内根絶を宣言。世界初の試みに、驚きが広がっています。。(現地記者

 

鼠の他に対象となるのはオコジョポッサム等、ニュージーランドには元来生息していなかった種だ。

 

此れ等“害獣”が、外敵に弱い鳥達を年2,500万も殺し、が狙われたキーウィは週20羽のペースで減少、7万羽を割り込みました。カカポに到っては2014年に126羽迄激減、絶滅寸前です。。(

 

農業等の経済損失も年約2,500億及ぶ

 

動物行動学研究家の竹内久美子氏は言う。「2015年に生物学者のチームが南大西洋で鼠駆除に成功した例は在ります。が、其の面積は3,900平方km。今回のプロジェクトは27万平方kmという国土全体が対象で、現在の技術だけでは相当に困難な道程です。」。

 

日本の4分の3の面積に、彼の繁殖力が広がるのだ。

 

「成功は祈りますが、“害獣”だってが持ち込んだ種です」。(同)

 

人間が鼠退治の、導入したが同稀少な鳥を絶滅させた例も在る。

 

ュウ害はなるか。

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2ヶ月程前、庭から“中型”程の大きさの生き物が、のっそのっそと歩いて、道路に出て行くのを目にした。良く良く見ると犬では無く、其れ白鼻芯だった。此の地域に白鼻芯が出没するというのは聞いていたし、実際、其れらしい姿を見掛けた事は在る。でも、今回の様に昼間では無く夜間だったし、大きさも猫位だった。見付かっても慌てて逃げる様子も無く、ゆっくりと道路を渡り、前の家の庭に入って行ったのだった。

 

白鼻芯も、外来の害獣とされている。「運動能力が高く、垂直に1m以上ジャンプ出来るという白鼻芯は、家の屋根裏に住み付く事も在る。」等、非常に困った存在。早速忌避剤を庭に撒いたが、どうなる事やら。

 

ニュージーランドでは、鼠の被害が甚大だとか。農業等の経済的損失も然る事乍ら希少種の激減に関わっているというのは、とても気になる。鼠を根絶させるのは現実的に無理だろうし、根絶させた事で生態系のバランスが崩れてしまうだろうから、程々の駆除が出来れば良いと思うが・・・。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2016-08-23 07:19:59
西洋人と共にネズミが移住したとすれば、それからすでに400年。
すでに生態系の一部を成しているかも知れませんね。
一番の害獣は人間、と言えばあまりに自虐ですか。
>悠々遊様 (giants-55)
2016-08-23 12:22:42
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「不毛な争いをする。」というのは人だけで無く、他の生き物にも見られる様ですが、「他の生き物の生死を巻き込む様な、不毛な争いをする。」となると、人だけの様な気がします。

争いだけでは無く、「我欲を満たす為だけに、他の生物に悪影響を与える。」というのも人の所作で在り、そういう意味では「人こそ、一番の害獣。」と言えますね。

山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」の中で、主人公がニューヨークのブロンクス動物園を訪ねる場面が在ります。「此の世で最も危険な動物」と書かれた檻を覗き込むと、其処には鏡が置かれていて、覗いた者の姿を映し出していた。「人こそ、此の世で最も危険な動物」という皮肉が、凄く印象的。

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