ついに東京も動いたか。東京都で宅地耐震化促進事業
地震の心配をするひとはたくさんいますが、地盤が危ないという気持ちを持つ人はまだまだ少ないようです。しかし、ついに巨人が動きだしました。首都東京、都大東京、ついに盛土地盤調査に動き出しました。
阪神・淡路大震災以前の”地震観”は、大正関東大震災であり、それを基準にして”震度5”以上だとガスがストップするとか、関東大震災にも耐えられる、とかいった文言がつかれていました。大正関東大震災は1923年のことであって、その後各地で地震被害は何度もあったのですが、首都東京は幸か不幸か(そりゃ幸なんだけど)大地震を逃れてきました。東京で事が起こる、東京で流行るというのは、全国にインパクトを与えます。
ところで、大正関東大震災で甚大な被害がでたということは、それだけ東京の街並みが発展していたこということで、古い盛土もたくさんあるということです。たぶんかなり大雑把に造成された盛土もあることでしょう。
21世紀は維持管理の時代です。さらに、土地という資産に安全という付加価値をつけることが重要になってきます。
最新の画像[もっと見る]
- デジタルブック第四紀地質学 14年前
- 考える原点は色鉛筆 14年前
- 宝石は、女性の最良の友 - B.W.ピプキン・D.D.トレント著「環境と地質」より - 14年前
- Field Geology Illustrated 14年前
- 無名の工匠 14年前
- 三渓園の建築と風景 14年前
- 七面山登山 - 日蓮宗と岩盤クリープのシンボル - 14年前
- 人生ゲーム最新版 14年前
- 日本列島”お豆腐”論 14年前
- アイスランドの火山噴火と歴史 14年前