防災ブログ Let's Design with Nature

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『思考の整理学』を読んでみた

2009年09月11日 | 雑感
先日紹介した『思考の整理学』を読んでみました。とても読みやすく親しみやすい文体です。なるほど、これなら売れるもの納得です。

この本が出版された1986年は、「新人類」という言葉がはやった時代です。その当時は(私が該当世代ということもあり)、新しいといわれても実感がありませんでした。むしろ、1995年にネットが爆発し情報過多になった世代、そしてゆとり教育世代が社会人になったとき、”マニュアル”世代だなあという”新人類”の存在を感じました。

ところが、同じことがこの本の冒頭で語られていました。

・グライダー人間・・・何かに引っ張ってもらわないと飛べない人間
・飛行機人間・・・自力で飛ぶことができる人間
 ○人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分で物事を発明、発見するのが後者である。両者はひとりの人間の中に同居している。グライダー能力を全く欠いていては、基本的知識すら習得できない。何も知らないで、独力で飛ぼうとすれば、どんな事故になるかわからない。

○グライダー専業では安心していられないのは、コンピューターという飛び抜けて優秀なグライダー能力の持ち主があらわれたからである。自分で飛べない人間はコンピューターに仕事を奪われる。

この表紙も、地下水の浸透も単純じゃありませんよといっているような。。。