思い出てくると
いくつかの神体験をしているようだ。
小さい頃わたしはいじめられっ子だった。
体が弱くめったに外に出て遊べなかった。
たまに出ると遊びの要領も悪く、
村のやんちゃ坊主どもの格好の餌食だったのである。
ある時、村の社に出かけた時のことである。
社は50段ほどの階段の上にあり、
椎や欅、杉の大木がい生い茂りうっそうと暗い。
上から何か騒がしい。
やんちゃ坊主どもが上にいて来るな来るなと言っているのです。
「怖いものがいる」そう言って来させないつもりです。
要するにいじめているのです。
しぶしぶ下に止まって上を見ていると、
拝殿横の高く露出した岩壁に何かが動いているのです。
そこには椎の巨木の大きな根が露出しているのですが、
同じような巨大なものがうごめいているのです。
目の錯覚かとよく目を凝らしてみると白い龍なのです。
50m位の距離で、輪郭がよくつかめないのですが
椎の巨木の陰へ身を運んで行くのです。
その迫力に圧倒されて私はどうしたか。
その後のことは思い出せません。
社は白山神社です。
白山姫の命を祀っています。
白山姫神は黒龍のお姿で顕現すると聞いています。
しかしその時は白いお姿でした。
他の神様かもしれません。
それからも、私はいつも社に行ったものです。
(KENJI)
いくつかの神体験をしているようだ。
小さい頃わたしはいじめられっ子だった。
体が弱くめったに外に出て遊べなかった。
たまに出ると遊びの要領も悪く、
村のやんちゃ坊主どもの格好の餌食だったのである。
ある時、村の社に出かけた時のことである。
社は50段ほどの階段の上にあり、
椎や欅、杉の大木がい生い茂りうっそうと暗い。
上から何か騒がしい。
やんちゃ坊主どもが上にいて来るな来るなと言っているのです。
「怖いものがいる」そう言って来させないつもりです。
要するにいじめているのです。
しぶしぶ下に止まって上を見ていると、
拝殿横の高く露出した岩壁に何かが動いているのです。
そこには椎の巨木の大きな根が露出しているのですが、
同じような巨大なものがうごめいているのです。
目の錯覚かとよく目を凝らしてみると白い龍なのです。
50m位の距離で、輪郭がよくつかめないのですが
椎の巨木の陰へ身を運んで行くのです。
その迫力に圧倒されて私はどうしたか。
その後のことは思い出せません。
社は白山神社です。
白山姫の命を祀っています。
白山姫神は黒龍のお姿で顕現すると聞いています。
しかしその時は白いお姿でした。
他の神様かもしれません。
それからも、私はいつも社に行ったものです。
(KENJI)