忘れえぬ体験-原体験を教育に生かす

原体験を道徳教育にどのように生かしていくかを探求する。

白龍の神

2010年03月19日 | 原体験をめぐって
思い出てくると
いくつかの神体験をしているようだ。

小さい頃わたしはいじめられっ子だった。
体が弱くめったに外に出て遊べなかった。
たまに出ると遊びの要領も悪く、
村のやんちゃ坊主どもの格好の餌食だったのである。

ある時、村の社に出かけた時のことである。
社は50段ほどの階段の上にあり、
椎や欅、杉の大木がい生い茂りうっそうと暗い。

上から何か騒がしい。
やんちゃ坊主どもが上にいて来るな来るなと言っているのです。
「怖いものがいる」そう言って来させないつもりです。
要するにいじめているのです。

しぶしぶ下に止まって上を見ていると、
拝殿横の高く露出した岩壁に何かが動いているのです。
そこには椎の巨木の大きな根が露出しているのですが、
同じような巨大なものがうごめいているのです。

目の錯覚かとよく目を凝らしてみると白い龍なのです。
50m位の距離で、輪郭がよくつかめないのですが
椎の巨木の陰へ身を運んで行くのです。
その迫力に圧倒されて私はどうしたか。
その後のことは思い出せません。

社は白山神社です。
白山姫の命を祀っています。
白山姫神は黒龍のお姿で顕現すると聞いています。
しかしその時は白いお姿でした。
他の神様かもしれません。

それからも、私はいつも社に行ったものです。

(KENJI)