グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

ユーモアという武器を手に入れろ

2007-07-07 23:37:11 | 国際・政治
<寛仁親王殿下、ユーモア交え依存症を語られる:産経新聞より抜粋 >
 
 アルコール依存症のため宮内庁病院で入院治療を受けている寛仁親王殿下は7日、仙台市で開かれた第21回「ありのまま生活福祉講座」にご出席。「我が国の福祉」と題した約40分間の講演で、ユーモアを交えて自身の病状を語られた。

 冒頭で「アルコール依存症の寛仁親王です」と自己紹介し、「大学時代からずっと酒を飲んで依存症だったわけで、最近になって、今さらそうなったと取られるのは心外だ」などと話されて、会場の笑いを誘った。

 皇室典範の論議や家庭内の問題で心労が続き、ここ数年で酒量が増えたため、長期療養を決意したとご説明。専門医のカウンセリングを受け、腕立て伏せなどで体力維持に努められているという。「宮内庁からは『露骨に依存症なんて言うのはやめてくれ』といわれたが、憶測で話題にされるのは嫌だった」と、病名の公表に踏み切った経緯を明かされた。

 さらに「皇室にも仲間がいるのかと、患者たちが大喜びしている」と会場を沸かせ、「障害者にかわいそうだとか、哀れみを持つのはやめてほしい。努力をし、いいサポーターがいれば、彼らは何でもできる」と持論を展開された。
 
http://www.sankei.co.jp/shakai/koshitsu/070707/kst070707000.htm
 
 国民の事を一番に考えて行動されている皇族方のニュースには、心が和まされることが多い。天皇陛下、美智子皇后陛下に始まる皇族方のユーモアのセンスは、何とも教養の深さと懐(ふところ)の広さを垣間見ることができる。ユーモアというのは、多くの人々を和ませ、時に勇気を与える力がある。
 
 寛仁親王殿下もお酒に翻弄され、様々な辛酸を舐められたのかもしれない。しかし、それをお隠しにならず、国民にありのままの現状をユーモアを交えて、語られる姿は、様々な病を背負った人にとって、大変勇気づけられる思いになるだろう。
 
 それに比べ、現在の政治家達の余裕の無さは、あまりにも滑稽で、無様に見える。自分達の政党が勝利することばかりが先行し、本当に国の将来を見据えて行動をしているのか、と訝しく思える。手と手を取り合うを行うどころか、足の取り合いをやってる間抜けっぷりは、傍から見ても、見苦しさしか残らない。

 反日言動、行動を取る連中や親中、親韓、親朝を気取る連中は、まず持って国会議員どころか、日本国民としての資格すらないと思う。そんな連中は、次の選挙で、落選させれば良いが、真っ当な議員なら、まずは日本国民の生活を安定化させることに特化して力を集中すべきだろう。ただ、その討論にせよ、議論にせよ、熱を帯びた時に、お互いの熱を冷ます役割をするのが、ユーモアだ。
 
 田舎者丸出しで、セクハラとユーモアの区別すら付かない連中が、議員の中にいる為に、他の連中に揚げ足を取られるのである。ユーモアは、先に書いた通り知識だけではなく、そのタイミングとセンスが要求される。うまくいけば、場を和ませるだけでなく、相手に対して余裕を醸し出せる必殺武器でもあるのだ。現行政府、与党、野党を問わず、もう少しユーモアセンスを磨いた方が良いのではないだろうか。