グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

国家公務員の皆様 60歳 定年おめでとうございます

2020-05-19 21:33:13 | 国内政治
長年の議論の末、検察法改正案そして、国家公務員の定年延長法案は、今国会での成立を見送られました。

多くの世間の批判にさらされ、長らく国家を支えて来られた皆様方が、定年を延長されることなく、踏みにじられたまま、60歳でめでたく定年を迎えられ、65歳までの年金支給まで、退職手当で賄われるということですね。

国民にバレたらマズイ」改正案を急ぐ理由(Yahooニュースより)

 どさくさ紛れと言えば、野党もメディアも、公務員の定年引き上げに正面から反対する論調は見られない。昨年から続いている検察官の定年延長問題に絡めて、公務員の定年延長と一括で審議されている検察庁法改正の方ばかりを批判している。

 検事の人事に内閣が関与するのは三権分立を揺るがす大問題だ、黒川弘務・東京高検検事長の定年を法解釈の変更で延長した恣意的な人事を糊塗(こと)するための法改正だ、といった批判が噴出。ネット上でもツイッターで数百万件の抗議の投稿がされるなど、検察庁法改正問題はまさに「炎上」している。

 野党も検察庁法改正は強く批判しながら、公務員全体の定年延長にはむしろ賛成している。5月11日の衆議院予算委員会で質問に立った枝野幸男・立憲民主党代表は、検察庁法改正について「火事場泥棒」だと厳しく詰め寄ったものの、「国家公務員法改正には大筋賛成」だと発言した。また、同日の参議院予算委員会でも、福山哲郎議員が、検察庁法の改正部分を削除すれば、国家公務員法の改正、つまり公務員の定年延長には賛成だと発言している。

 連合や自治労など労働組合にとって公務員の定年延長は「悲願」。その成立に労働組合の支援を受けている政党はむしろ賛成なのだ。
-----抜粋終わり---

やったね。

自治労が応援してきた、立憲民主党(旧民主党)が足を引っ張り、国民も足を引っ張って、国家公務員法の改正まで一緒に吹っ飛んだよ。

2008年から12年まで、自治労の念願だった法案が見送りになった。

嬉しくて涙が出そうでしょ?枝野さん?えっ?

しかも、勉強不足や調査不足なのに、ただ、批判をしたい連中が焚きつけて、多くの公務員の方の延長を阻止されました。

そもそも、国家公務員法改正とは何か。

国家公務員の「定年延長問題」は党派超え長年議論を重ねた経緯が いまになって騒ぐのは唐突感 (夕刊フジ ZakZakより抜粋)

<現行法>(1)国家公務員一般の定年は60歳、ただし、定年の特例延長の規定あり。--> <改正案> 国家公務員一般の定年を65歳

<現行法>(2)検察官の定年は63歳、ただし検事総長は65歳 ---> <改正案>検察官の定年を65歳とし、特例延長の規定も追加と改正する

 ネット上では、「三権分立が保てなくなる」という意見もあるが、検察庁は行政の一部であるので、三権の問題ではない。というか、日本ではもともと行政と立法は首相が衆議院から選ばれる段階で独立していないので三権分立とはいえず、間違った考えを前提とする批判は意味がない。

<経緯>

2008年 福田康夫政権時に国家公務員制度改革基本法の中に65歳までの定年延長は盛り込まれている。
2011年 人事院から政府への意見申出
2013年 閣議決定
2017年 閣議決定
2018年 人事院から政府への意見申出と閣議決定

議論の基本は、定年延長と年金支給開始年令引き上げが連動すること。

こうした経緯からみても法務省における特定人物の人事とはまったく無関係に、自公政権、民主党政権、その後の自公政権と政権交代を超えて議論されてきたことである。

 しかも、今回の法案について、安倍晋三政権が黒川弘務東京高検検事長氏を定年延長し検事総長にするために法改正するとの一部野党と一部マスコミの主張があるが、間違いだ。というのも、法施行日は22年4月1日だ。黒川氏は1957年2月8日生まれで現在63歳で、65歳の誕生日は22年2月8日なので、(法案を通して、延長しても検事長を継続することは)あり得ない。

ちなみに、多くの芸能人や著名人も反対を表明されたそうです。

ハッシュタグで揺れた人たち

青木理
秋元才加(元AKB)
麻木久仁子
浅野忠信
アジカン後藤
東ちずる
綾小路翔(氣志團)
井浦新
糸井重里
岩佐真悠子
ウーマン村本
大久保佳代子
香山リカ
岸田繁(くるり)
きゃりーぱみゅぱみゅ
小泉今日子
古賀茂明
小島慶子
城田優
須藤元気
DaiGo(メンタリスト)
津田大介
徳光和夫
豊原功補
能町みね子
野田洋次郎(RADWIMPS)
ぱいぱいでか美
町山智浩
水野良樹(いきものがかり)
水原希子
宮本亜門
松尾貴史
元ほっしゃん
裕木奈江
ラサール石井
李信恵(しばき隊)
蓮舫

これ以外にも検察OBとか、日弁連とか、反対だらけでした。

公務員いえど人間ですよ。

その方たちの思いを、全てを踏みにじった。

そして、敵に廻した無知で世間知らずな人間たち。

多くの敵を作ることが、はたして、得になるのか、損になるのか。

それは、サイレントマジョリティとして、今後の行く末を決めるであろう。

まあ、公務員の皆様の中には怒りに震え、眠れぬ夜をお過ごしの方もいるかと存じます。

その怒りを是非とも心に留めておいて、今後のご活躍に活かされることを期待しております。






芸能人が政治を批判すると炎上するワケ

2020-05-14 21:14:50 | 国内政治
”批判”という言葉をgooの辞書で引いてみる

1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を批判する」「批判力を養う」

人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の批判を受ける」「政府を批判する」

3 哲学で、認識・学説の基盤を原理

と、上記の通りである。

要は評価した結果、批判を行うわけで、それは、上から目線で、人を見下したかのような感じがするのである。

例えば、サラリーマンが自分の会社の社長に向かって、誤りや欠点を指摘し、正すべきだとしかいわないのであれば、最悪失業を覚悟しないといけない。

芸能人だって、事務所の社長や重役、周辺の怪しげな人たちに対して、誤りや欠点を指摘し、正すべきだと暴露でもしようものなら、芸能界からどころか、完全に消滅する可能性だってある。

中国や北朝鮮でトップを批判したらどうなるか。もう、判るだろう?

残念ながら、それが今の世の現状であり、変えようとした人たちは、骸となって彷徨うことになった。

得てして、今はコロナ禍で、国民も政治家も、官僚も公務員もみんなで、コロナ終息を願い、一丸となって自粛しているのである。

それなのに、一部の芸能人や著名人が「コロナで混乱しているのに、定年延長を議論するなんて、けしからん!」と声をあげたものだから、それに対する反発が生まれた。

実に単純明快だ。

それは、チームが一丸となってコロナと戦っているところで足を引っ張るものが居れば、どう思うのかということ。

多くの人は不快に思うものだ。

残念ながらが、政治も、経済も、医療も、コロナも停滞させているわけにはいかない。

そう、全てが同時並行で前進していかなければならないのである。

そういう事態であるにもかかわらず、芸能人たちは、いつもの平時の調子で、上から目線で批判をしてしまった。

仮に、自分たちが、サッカーをしていると仮定して、フォワードがパスをミスして相手にシュートを決められた。

それに対して、ブーブーと文句ばかりを垂れているミッドフィルダが居たら、怒りを感じることはないか?

文句を言っている暇があったら、さっさとボールを取りに行って、回してシュート決めろ!と思うはずだ。

それがチームなのである。

自粛は、ひとりできるものじゃない。

日本中、全員が一丸となって、自粛して初めて効果を持たらすのである。

残念ながら、彼らは批判するタイミングを見誤り、しかもろくに調べずに乗っかって、その内容の薄っぺらさから、炎上を迎えるにあたったのである。

ただ、そもそも、そんな芸能人の批判なんぞ、止めるべきだ。

我々の貴重な自分の時間を削ってまで、嫌な芸能人や著名人の批判的なものを、見る必要も、聴く必要もない。

テレビもラジオも新聞も消せばいいだけ。

ネットでも見なければいい。

だって、無駄だろう?

嫌な芸能人や著名人のために、時間を割くのは馬鹿げている。

むしろ、こんな時だからこそ、歴史の偉人達の物語を読もう。

彼らは我々に知恵と勇気を与えてくれるだろう。