ガチャピンのHAPPY LIFE 2

日常生活で感じたままに綴っています。

「ラ・カージュ・オ・フォール」

2015-03-08 17:43:09 | 舞台、映画観賞
昨日は大阪の梅田芸術劇場にて
ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」
のソワレ公演を観てきました。

ゲイクラブのオーナー、ジョルジュと
看板スターのザザことアルバンは、
20年連れ添ったゲイの夫婦…
二人が育てたジョルジュの息子ジャン・ミッシェルが
恋人アンヌと結婚したいと言い出す。
アンヌの父はゲイクラブを町から排除しようとしている
堅物のダンドン議員、そのダンドン議員夫婦が訪ねてくる…ところから始まるドタバタのコメディ…

ミュージカルの中にはゲイクラブのショータイムが
かなり大幅に時間を占めますが
男優陣がフレンチカンカンやラインダンスを魅せます。
衣装も華やかで素敵!!
男優さんには、マツケンサンバの真島茂樹さんも…
最後カーテンコールで、皆さん衣装を取って…
普段の姿に…この落差がまた楽しい!!

アンヌは愛愛原実花さん、この方、ニッキ演出の
「ザ・オダサク」に出ていたとか…でパンフの紹介に
(演出、錦織一清)とあります(*^^*)…余談でした…

ダンドン議員は今井清隆さん、初見です。
今井さんといえば四季時代ファントムを演じてみえます。
私が持っているオペラ座のCDは今井さんファントム…
やはり、いいお声ですね~

ダンドン夫人は森公美子さん、
森さんも初見ですが、市村さんの熱演に思わず顔を
背けて肩を震わす場面も…市村さんがわざと
森さんの顔を観客側に向けようとしたり…
舞台の上でのアドリブもまた楽しく…

ジョルジュ役は鹿賀丈史さん、
昨年「ラブ・ネバー・ダイ」で、初めて拝見し
その独特の雰囲気のある歌がまだ耳に残っていますが…
テレビ等で見るダンディさと飄々としたコミカルさで、
魅力的なジョルジュでした。

そしてザザこと、アルバン役は市村正親さん、
市村さんも初見です。
アルバンからザザに化粧して変わる場面から
目が離せません…とにかく存在感が凄い!!
演技も歌も魅了されました。
市村さんは四季時代ファントムやヘロデ王を
演じられています…見たかったなぁ~
ザザの髪には大阪だからと、たこ焼も…
客席の心を掴むユーモアも一流ですね。
一幕最後の「ありのままの私」、
鳥肌もので、思わず涙が…心に響きます。

鹿賀さんと市村さんは劇団四季の同期で盟友…
お二人の息はぴったりで…
長年連れ添ったゲイ夫婦の雰囲気を見事に
演じてみえて…素晴らしかったです。

コメディの中に人生の機微あり…笑いと涙と…
音楽も素晴らしく…心酔わされた時間でした。
カーテンコールはオールスタンディングで手拍子…
キャストさんと客席が一体化したような
素晴らしさ…何度も幕が上がり…
少しだけ…最終の新幹線に乗れるかドキドキ…

「ラ・カージュ・オ・フォール」は日本初演から
30周年なんだそうです…
確か3年ほど前に、名古屋で公演がありましたが、
その頃は、仕事が忙しく四季以外の作品、
特に土日の公演は休みが取れなくて断念していた頃。
なので…今回は何があっても…との思いで
今の職場は休みが自由に取れるだけが利点を活かし
大阪への遠征になりました。
もっと早く見ておけばよかった…
次の再演はいつになるのでしょうか!?
鹿賀さんと市村さんにはいつまでもお元気で
またあの味わい深い舞台を観せていただきたい…
切に望みます…







コメント
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