ここは、山道の途中にある田舎のバス停。
Aは、散歩をしている。
すると、急に降りだす雨。
あわててバス停に駆け込む。
A 参ったなぁ…。(空を見上げて)これ以上強くならなけりゃいいけど…。
しばらくすると、同じく雨に降られて、あわててバス停に飛び込むB。
先に雨宿りをしていたAに、すぐには気付かず、肩の雨水を熱心にはらう。
やがてAを見つけて。
B …雨、強くなりましたね。
A …そうですね。
ふたり、肩の雨を払ったりして、しばし無言。
AとB…あの…。
AとB…あ、どうそ…。(互いに会話を譲り合う)
A…バス、待ってるんですか?
B…いいえ、散歩です。
A…そうですか…。同じです。
B…この辺の景色、好きなんです。
A…そうですよね。緑が多くて癒されますね。
会話が続かなくなって、しばしのん沈黙。
A…だけど、今日は、雨が止みそうもないですね。
B…そうですね。(バス時刻表を見る)…バス…もうすぐ来ますね。
A…あ、来ました。
バスが止まる。
A…乗りますか?(笑う)
B…そうですね。(笑う)
ふたり、乗り込む。