ミニマルくん

2020-01-31 06:29:55 | 日記
スキー場のキャラクターで、ミニマル君と呼ばれる、気弱で優しい男の子がいました。

なぜ『ミニマル』か、というと…。

⚪丸君という名前で、体が小さいからです。


彼はなんと、聖子ちゃんが好き❗

スキー場のみんなでの飲み会で、男性陣が「ミニマルは誰が好きなの~?」と聞いたとき、顔を赤くして聖子ちゃんを指差したんです。純粋で素朴で、守ってあげたくなるような男の子でした。

ところが、聖子ちゃんは、ミニマル君が嫌い。…軟弱で頼りないから…だそうで💦

二人を応援したい女性陣は、思わず納得してしまったのを覚えています💦

ミニマル君自身も、聖子ちゃんに自分を認めてもらおうとアピールをしていました。

レストランの食材を倉庫から運ぶ時、たくさん荷物を抱えて階段を降りる聖子ちゃんの負担を減らそうと、一緒に運んでいたミニマル君が聖子ちゃんの荷物を少し持つ…。

すると、バランスを崩して、階段をこける。
結局、「いいよ。大丈夫だよ!」とミニマル君をこけさせた荷物は再び聖子ちゃんの強靭な腕に戻る💦

雪道を歩いていて、滑った聖子ちゃんをあわてて支えたミニマル君、聖子ちゃんを全身で受け止めて、捻挫。

ミニマル君の男らしいアピールは、なかなか上手くいかない…💦

ある時、男性陣がミニマル君に「聖子に告白しろよ!」…と、お膳立てをした。
「無理だよ~💦」とミニマル君は困惑しながらも、まんざらでもなさそう…。

つづく。。。


スキー場の聖子ちゃん 2

2020-01-30 05:43:53 | 日記
愛すべきスキー場の聖子ちゃんのエピソードのつづきです。

バレンタインの日がやってきました。聖子ちゃんは、社員さんのUさんが好きな様子でした。女子社員とアルバイトの女性たちと数人でお金を出し合い、男性社員とアルバイトの男の子にプレゼントしよう…ということになりました。



誰が誰に渡すのか…。

聖子ちゃんがUさんを好きなことがわかっていたので、みんなは気を利かして「聖子ちゃんは、Uさんに渡してね」と、チョコレートを手渡した。



2月15日。聖子ちゃんはレストランに現れません。

「どうしたんだろう…」

「Uさん。聖子ちゃんからチョコレートもらった?」

「いや…、もらってない」

「どうしたんだろう…。実はね…。」

昨日バレンタインで、女性たちがお金を集めて、男性達にチョコレートをプレゼントする事になっていたことをUさんに説明した。

「Uさんに渡すのは聖子ちゃんの役目だったのよ」

「あ、そういや、今朝、寮のオレの部屋の入り口のところに差出人不明の手紙があった…。あれ、聖子だったりして…」

そこへ、少し遅れて、聖子ちゃんと寮が同室の真弓ちゃんが走って来た。

「遅刻してすみません!」

「聖子ちゃん知らない?」

「…それが…。裏の山で、チョコレート探してます」

「え?…どういうこと?」



実は、テレビドラマで、バレンタインのチョコレートを渡すときに、雪の中に埋めて彼氏に探し当ててもらう…というシチュエーションを見て、とても感動した聖子ちゃん、自分もやってみたい…と思ったとか…。

寮の裏山の積もった雪の中に隠したのだが、数時間であっという間に降り積もる豪雪で、景色も変わってしまった…。



結局、自分で埋めたプレゼントを見失ってしまったんです。

U先輩が差出人不明の手紙を開けてみると、プレゼントの隠し場所のような地図が描かれていました。

みんなで、裏山に行ってみると、汗だくになって鬼のような形相の聖子ちゃんが、雪にダイブしながら、見失ったプレゼントを探していました。

「聖子ちゃ~ん!大丈夫?!プレゼント見失ったんだって?一緒に探そうか?」

「大丈夫です!自分で探します!」

涙と鼻水でグシャグシャの聖子ちゃんの顔が今でも忘れられません。

必死な姿の聖子ちゃんが、かわいそう…と思いながらも、みんな笑いを堪えきれず唇を強く噛んで雪を掘ったのを覚えています。

スキー場の聖子ちゃん

2020-01-29 05:53:13 | 日記
前回のブログで、スキー場にいた時の面白い話をしました。
なかなかの面白いキャラクターが多くて、今思い出してもいくつかブログを書けそうです。
そのスキー場に居た時に、元気で面白い女の子がいました。
彼女は有名な大学の一年生。当時の松田聖子に似てる…ということで、聖子ちゃんと呼ばれていました。…あ、似ているのは聖子ちゃんの髪形だけでしたけどね…。
スキー場の聖子ちゃんは、スポーツウーマン。今でいうとレスリングをしてるのかな?…というような体格で、声も大きくて、気も大きい…という、誰からも愛される人気者でした。

その聖子ちゃんがバイトしていたのは、ゲレンデレストラン。
ある日の、お客様がお釣りをもらい忘れてレストランを出て行ってしまった時のこと、
「お客様~おつりで~す!」と聖子ちゃんはお客様を追いかけます。
ゲレンデレストランの入り口はと~ってもゆっくり開く自動扉なんです、だから聖子ちゃんの勢いに間に合わないんです。
聖子ちゃんは、勢いそのまま、飛び出して行くものですから…
「お客様~!!」と叫んで、開き切らない扉に激突。
扉は外れて…『ガシャ〰ン‼』…となるところですが、彼女はたくましく、外れた扉をすかさず『ガッッ』とキャッチ…抱えたまま、そのまま外へ!ガラスの扉を両手に抱きしめたまま、「お客様~お釣りで~す!」と叫ぶ。ゲレンデにいたスキーヤーがゲレンデの雪より凍り付いた表情をしていたのを思い出します。

そしてまた、お客様の注文を聞いたが忘れてしまった時のこと…。
お客様は、たまたまトイレに直行したのですが、聖子ちゃんは容赦しない。
男子トイレにまで追って行って「お客さま~!今ラーメンをご注文のお客さま~!味噌ラーメンで良かったでしょうか~!」と叫ぶ。
すると、「み、みそです…」とトイレの中から気まずそうに男性の返事が返って来る…。
「トイレで、味噌とか言ってすみません!」と言い返す…。

つづく。。。

また、続きます!

2020-01-28 07:51:12 | 日記
今日は雪かな?
雪が降れば、スキー場は助かりますね‼️

スキー場殺人事件…ならぬ、スキー場爆笑事件でしたが…、思わせ振りなタイトルでごめんなさい😅

寒いので、スキー場の話しを思い出しましたが、スキー場での面白い話しとコワイ話しと、まだまだあります。

また、次回🙇

スキー場殺人事件? 3

2020-01-27 05:44:38 | 日記
「け、警察に電話しろ❗」

声が裏返るチーフ。

「ちょっと待って下さい。何でも無かったらどうするんですか❗とりあえず私たちで確認した方がいいと思います」

「か、確認って…。」

「上から覗けばいいじゃないですか!」

「そんなチカンみたいなこと…」

「それしかないですよ❗」

「そ、それじゃ、誰か、上から覗いてみろ。…誰か、女子❗」

女子一同「嫌ですよ‼💦💦」

見事に声が揃った。

「だって女子トイレだし…。」

「誰かが倒れていたり…。…その…大変な状況になっていたりでもしたらどうするんですか?!この際、男子も女子も無いですよ‼」

するとチーフが思わず、

「じゃ、じゃんけん‼」

「え~~⁉有り得ない💧」

…と言う事で、当然チーフが覗きに行く事に。

恐る恐るな足どりは、徐々に遅くなる。

「早く‼」

と背中を押す部下に

「押すなよ‼」とマジギレするチーフ。

言われてみれば…と言う感じで、トイレの入口付近に漂う異臭💦

どうして今まで気付かなかったんだろう…と思うほど。

みんなは、固唾をのんで、さらに遅くなる足どりのチーフを見送る。

トイレからチーフの悲鳴が聞こえないかと、耳をダンボにして待つ。


ーーー少しすると、チーフが急いで戻ってきた。

「チーフ❗どうでした?」

「ちょっと待て❗」

チーフは工具を持って、再びトイレへ。

そして、いたって真面目な顔をしたチーフが戻って来た。

「ど、どうでした?」

「誰もいなかった」

「誰も?」

「何を期待してるんだ‼️」

「え?じゃ、あの臭いは?
あの強烈な臭さは、ヤバいニオイでしたよ‼️」

「お前は、どうしても、事件にしたいのか?」

「いいえ、すいません💦」

結局、予測通り、扉を強く締めたために鍵が少し戻って、かかってしまった…と言う結末だったのですが、

強烈な異臭は、トイレ近くの暖房がよく効いた場所に大量にもやしを捨てて放置して、大雪のために、ゴミの収集をされてなかったために、激しく腐ったため…だと判明。

とりあえず、「スキー場殺人事件」は、暇を持て余したスタッフが豊かな想像力で、まるでサスペンスドラマの様に勝手に“話しを盛り上げてしまった…という結末でした。

まぁ、今思うと、本当に陽気でお間抜けな愛すべきスタッフだったと思います。