君は誰?3

2024-08-28 08:00:14 | 日記
「町外れの廃学校行こうぜ!」

「お!面白そう!行こう!行こう!」

松田はふたつ返事で乗ってきた。

「明日の夜9時に学校集合だけど、大丈夫?」

「9時?早くない?心霊スポットなら、行くのは深夜でしょ!」

「廃学校に行くまでに30分以上掛かるし、一度も行ったことないから迷うかも…だし、しかも、万が一何かあったら、深夜とかだと、おおごとになるとヤバいだろ。」

「そうだな。9時からの出発でも、森は真っ暗だし、充分だよな。」



君は誰?2

2024-08-24 09:27:39 | 日記
「昨日、先輩にきいたんだけどさぁ、峠の外れに山小屋があるだろ。あれよりも2キロくらい山頂に向かって行くと、廃学校があるんだよ。あそこ、"出る"らしいよ。行ってみない?」
直樹は、興奮気味に正人を誘った。

「町からだと、自転車で30分くらいで着くよな。いいかも。行ってみよう!」

「だけど、二人っきりってのもなぁ…。あのさ、松田誘わない?」

「松田?まじで?面倒だなぁ…」

松田は、気が強く見栄っ張りで、クラスの中では少し浮いた存在だった。

「なんで、松田?」

「この間、怖い話ししてたら、話しに混じって来たし、『怖い話し大好きだから、また誘ってくれ』って言ってたじゃん」

「うん…。まぁ、いいけど。」

正人は気乗りしない様子だったが、二人きりじゃ心許ない…という直樹の不安を感じ取って、松田を誘うことに渋々賛成した。




君は誰?

2024-08-19 08:53:31 | 日記
昭和の昔、夏のテレビの定番は、『オカルト番組』心霊写真や恐怖体験などを紹介して、おそらく視聴率も高かったんだろう…と、思います。

そして、昔から心霊スポットなるものは存在していましたから、夏の暑い夜を勇敢な若者たちが、深夜こぞって肝試しにおもむく人たちが結構多かったと思います。

私の知人、直樹さん(仮名)の若い頃の話しです。

「昨日、『恐怖の心霊スポット』観たか?」
「おぉ!観た観た!そして、凄かったなぁ!」

高校生一年生だった直樹は、例に漏れず、心霊番組が大好き。

心霊番組があった翌日は、怖いもの好きな仲間とその話しで持ちきり。

「今度、俺らも、心霊スポット行ってみようぜ!」

すでに友人の正人と一緒に、肝試しをしよう!と計画練っていました。



暑いですね💦

2024-08-15 09:56:06 | 日記
毎日暑くて、毎年最高気温が更新されている気がしてこわいですね💦

夏はやはり、こわい話しが涼しくなれますね。

私の少ないネタの本棚の中からちょっとでも涼しくなりそうなこわい話しを探し出したいと思います。

少しお待ちくださいネ🙇

謎の『飛ぶもの』5

2024-08-10 09:46:54 | 日記
何かとすごいモノが見えるようになったわりには、深刻なものでは無かったようで、ひと安心。

しかも先生の表現が面白かった。

「生理現象です」

『え?これが?!』…と、思いましたが言葉にはしませんでした。

先生曰く、「いつかは来るかも知れない現象が今起きた…」と言うことらしいです。

目の中のゼリーが崩れて、加齢などで、いつか起こるかも知れない"地震"があったと思ってください…と。

ただし、地震だと思って…と言いましたが、地震は今後また起こるかも知れないし、もう、無いかも知れない…と。
先生の表現も面白いですが、こんな不思議な体験が出来るだけでも面白い!と思いました😆

先日イメージ画像を上げましたが、もう少し正確に…と、作ってみました。