まりちゃんの事を聞いてみた。
「…それがね…困ってるの。最近、姿を見せて来て…、私を引っ張るの」
「ひ、引っ張る?まりちゃんが?!💦」
枝美ちゃんが恋愛に夢中だった時、アパートに帰るのも遅くなっていたし、帰らない日もあった。
そして、今までのように、
枝美ちゃんは、自宅にいてもまりちゃんのことを気にしなくなっていた。
もちろん家鳴りは変わらず続いていた。
彼氏が出来るまでは、家鳴りのたびに、応答していたようだが、恋愛中には、さっぱり家鳴りに応答もせず、すぐに出掛けてしまっていたらしい。
恋愛中の枝美ちゃんにとって、まりちゃんの存在を忘れていた…と言うのが正解かも知れないが、
最初からそうだったワケではない。
恋愛中でも、時々は応答していたという。
「今日もお出かけだよ」
「パチンパチン」
パチンが2つはNOらしい。
「帰りは遅いか、帰らないかも」
「パチンパチン」
そんな不思議なやり取りも、どんどんしなくなったとか…。