謎の。。。51

2021-06-29 07:33:58 | 日記
「お店の商品をあんなに熱すぎる言い方する人はダメ!」

自分のお店の商品を闇雲に信じて推すだけでなく、ちゃんとしたポリシーを持って、お客さまのためを考えて販売している。

そして、また、新しく面接希望の人が現れた。

社長より、ずっと年上のおとなしい感じのご婦人。

語り口調は穏やかで、経験は長い。

社長は、あっさりと、その人に即決。

結局、占い師募集騒動は、マジシャンまで現れてのそれなりの騒動でした。

そのあと、社長の霊感占い好きは公言されることはありませんでしたが、世界の有名な霊感占い師には会いに行っていたようです。

そして、めでたくお子さんも出来ました。

謎の。。。50

2021-06-28 08:15:25 | 日記
「お店のアイテムについて、熱く語っていたのに…?」

お店の女の子が質問した。

「そこがダメなのよ~😩」

社長は、マジシャンの熱さに、ダメ出しをした。

「どうしてですか?」

「そもそも、店員さん募集していたワケじゃないし、『願い事が叶う❗』とか言いきってたでしょ。…そんなこと無いから。」

「…?」

「何もしなくても、商品を身に付けるだけで、幸運になるみたいじゃない?そんなのダメダメ‼️…そんな言い方すると、参考書買えば、枕にして寝てても合格する…みたいな勘違いしちゃう人が現れるから」

「え?そんな勘違いする人、いるんですか?」

「いるのよ~😩恋愛の味方の天然石を買ったからって、ノーメイクで頭にはフケだらけで、お見合いに行った人がいたんだから。」

「まさか…💦」

「だから、過剰な言い回しはだめ!」

謎の。。。49

2021-06-27 07:29:14 | 日記
思ったより良い答えを出すマジシャン。

社長は、例のごとく、「子供が欲しいんだけど…」という質問になるのか…と思ったら、
急に質問の方向性を変えてきた。

あなたは(マジシャン)なぜ、この店によく来ていたのか?
…が知りたかったようだ。

とりあえず、『天然石は好きか?』

…と聞いた。

すると、

『天然石が人間にもたらすパワーは、まさに魔法。私も、たくさんの願い事を叶えてもらった』

『私も、ここで買ったブレスレットを着けたとたん、金運出会い運がよくなった』

そして。。。

『ショーウインドウのビリケンさんと話しをすると、未来が見えてくる』

…とまで💦

このお店へ熱い思いを一気に話した。


「ありがとうございます」

社長は、まんざらでもなさそうな雰囲気だったが、マジシャンか帰ってしばらくすると、

「いい人、いないね…」

と、つぶやいた。

「あの人、面白い人でしたね。」

「まぁ、そんな変な人ではないのはわかったけど、全然ダメ」

…たしかに…私もそう思った。

面接の一部始終を聞いていたお店の女の子が不思議そうに聞いた。

「…私的にも、あの人は苦手ですけど、お店のアイテムがすごく好きそうでしたよね」

「そこがダメなのよ💦」

「え?どうして?」

「天然石が好きなのは有難いけど、あんな熱すぎる言い方は、嫌いなのよ。あの勢いでお客さまに語ったら困る」

まぁ、そうだよね。



謎の。。。48

2021-06-26 07:47:49 | 日記
謎のマジシャンの占い。

『10年以内には、新しいお店を持つ』

『新しいお店は、都心部』

あんなに『苦手』と言っていた社長の表情が少し変わった。

マジシャンが出した答えは、社長が願っている今後のイメージ通りだ。

ん?これは、マジシャンを採用?!

…と、思った。

「お店にお客さまでお越しいただいてましたよね。天然石が好きなんですか?」

「はい。大好きです。天然石が人間にもたらすパワーは、まさに魔法だと思います。私自身も、たくさんの願い事を叶えてもらいました」

天然石に対する熱量がスゴイ。

「これ、ここで買ったものですが…」

腕のブレスレットを見せた。

「これを着けたとたん、金運が良くなり、出会い運も上がりました。」

「…そうですか」

「それと、ここの店のショーウインドウに飾られているビリケンさんは、スゴイです。彼と対話をすると、私の未来が見えてくるんです」

マジシャンの熱いトークは止まらない。