明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

それでも勉強する理由

2007-09-16 | 教育
>薄れる高学歴志向、「勉強役立つ」東京低く・国際6都市
>小学生調査

>東京の小学生は、ソウルや北京、ヘルシンキ、ロンドン、
>ワシントンに比べ、勉強が役に立つと考えている割合が低く、
>高学歴志向も強くないことが、ベネッセ教育研究開発センターの
>「学習基本調査・国際6都市比較」でわかった。

>家庭や塾など学校外での勉強時間はソウルや北京の方が
>東京より長く、東京では勉強する層としない層の二極分化も
>目立った。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070915AT1G1402V14092007.html

そりゃ、今の日本の世相を見ていればそう思うだろう。

勉強してきた人が報われているケースなんて殆どないから。

官僚なんて悲惨なもんだし、医者だって勤務医はかなり
ひどい状況になってきている。

民主主義ってのは、突き詰めれば「数」で全てが決まる
訳だけど、そこはある程度、本音と建前があって、
それなりに「知」も尊重するような運営があった訳だ。

だけど、今の日本では、そういう本音と建前みたいなものは
全て取っ払うのが「正義」とされるようになってきたから、
とにかく、剥き出しの民主主義になってきている。

それは、すなわち「衆愚政治」だ。

子供なんて、今何が強いのかということには敏感だから、
こんな時代に「知」に憧れを持つ子は少ないのは、
まあ、当たり前だわな。

ただ、大人の知恵として言えば、
こんな時代がいつまでも続くかどうかは
必ずしも定かではない。

時代なんて、あっちにもこっちにも大きく振れるものだ。

古今東西を見れば、「知」が尊重される時代の方が
むしろ多いようにも思う。

だから、子供には現在の社会の状態とは別に、
何かうまくインセンティブを与えて、
それなりに勉強をさせておいてあげたいというのが、
私の親としての考え方である。

それがズバリと当たればいいのだが。

でも、仮に実利としては無駄になっても、
多分それなりに勉強しといた方が人生楽しいとは
思うけどね。


P.S.
「ゆとりの教育」路線などは、まさに「知」を軽視する時代の
象徴だったと思うが、それに対して一定の揺り戻しが
起こりつつあるということは、何かもっと大きな
時代の変化の前触れかもしれない。

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