明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

お前らが返済しろ

2005-12-16 | 政治
>新規国債発行30兆円 一般会計は80兆円前後
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005121601003974

政府が民間の邪魔をすることを止めれば
それだけで全てが解決すると書いてきたけど。

さすがに、景気もよくなってきたし、
その結果、財政再建もいい方向になってきた。

ちゃんとしたマクロ経済運営をしたら、
国債30兆円なんて楽勝じゃないか。

なんで、始めからこうしなかったんだよ。

これまで、民間企業を潰して、景気を悪くしまくった
キチガイ連中と、それを煽った日経を始めとする
キチガイメディアは万死に値するとしかいいようがない。

この間に積みあがった、赤字国債は
お前らが金をだして返済しろよ。

なんで、真面目な国民が
お前らの尻拭いをしなきゃいけないんだよ。

ほんと、冗談じゃないよ。

とはいえ、どうせ払わないんだろうから仕方ない。

せめて、連中が再び暴れださないことだけを
心の底から祈っている。

「提供された娯楽」を黙殺せよ

2005-12-15 | 政治
>道路特定財源、500億を一般財源化…一部前倒し実現
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051215i318.htm

たった、500億でお茶を濁しますか...

国で3.6兆、地方で2.3兆の計5.9兆程度の
道路特定財源があるというのに。
http://www.mlit.go.jp/road/zaigen/nani.htm

このまま道路特定財源にちゃんと手が付けられなければ、
昨日も書いた通り、

>一般財源が大赤字で消費税なども増税必至の中で、
>無駄な道路だけがバンバン作り続けられるという状況は
>何も変わらず続くだろう。

ということになる。

国民はもっとこの問題に注目すべきなんだけど。

だけど、こういう時に限って、いつも国民の目を
逸らすような大騒動が始まるんだよな。

今回の場合、それが姉歯の事件だ。

道路特定財源を守りたい奴等が、
わざと情報をばらまいてるんじゃないのか?

こういう時に、すぐ政治家との癒着が
云々とか言って嬉々として騒ぐ奴がいるんだけど、
こんな事件を追っかけてっても、せいぜい億円単位の話だし、
運の悪い政治家が一人か二人捕まって終りだろう。

兆円単位の金の動く道路特定財源の話に比べれば、
ハナクソレベルの話である。
はっきり言ってどうでもいいよ。

そんな話でおおはしゃぎしているマスコミは
本当に救い様がないと思う。

恥ずかしながら、小生も引っ掛かりかけたけど、
こんなあからさまな「提供された娯楽」は
黙殺する以外にない。

国民が賢明にならない限り世の中は
絶対に変わらないのだから。


「道路特別会計の一般財源化」は潰されたのか

2005-12-14 | 政治
>特会、5年で20兆円削減 自民骨子決定

>骨子では、31ある特会を半数から3分の1程度に削減する。
>さらに5年後の改革完了時に残った特会も将来的には一部を
>除き一般会計の「区分勘定」に移し、現在の特会を原則的に
>全廃する方向性を盛り込んだ。
http://www.asahi.com/politics/update/1214/004.html

一見、額も減るし、特別会計の数も「3分の1」に減るから、
「改革が進む」などと騙される人もいるのだろう。

だけど、全然ダメだ。

>【統合するもの】道路整備、治水、港湾整備、空港整備、
>都市開発資金融通の5特会は08年度までに

だもんな。

要するに、今回のポイントである
「道路特別会計の一般財源化」は潰されたということ。

つまり、公共事業に関する特別会計は統合するだけで、
今まで同様、公共事業以外には絶対に使わせませんと
いうことだ。

それを、ちょっと全体の話を大きくすることで、
肝心の部分をカモフラージュして
国民を欺こうとしているという訳だ。

これでは、一般財源が大赤字で消費税なども増税必至の中で、
無駄な道路だけがバンバン作り続けられるという状況は
何も変わらず続くだろう。

こんなインチキを通してよいのだろうか?

「道路財源の税率維持と一般財源化」で
あれだけ大見得を切った小泉は、このまま見て見ぬ振りを
するのだろうか?

なんでマスコミはこの最大のポイントについて、
国民に警鐘を鳴らさないのだろうか?

相変わらず野党は肝心のことには何も興味を示さないし。

姉歯だとか追いかけてる場合じゃないだろ。

ほんと、政治に対する不信感はつのるばかりだ。


酒税ウォッチャー

2005-12-13 | 政治
小生は酒はあんまり飲まないくせに
酒税ウォッチャーなのだが。

で、この記事。

>第3のビール、4円増税案 財務省提示、自民税調に異論
http://www.asahi.com/life/update/1213/005.html

まだ、調整中とはいえ、第3のビール、ワインは増税、
ビール、清酒は減税の方向だそうな。

前に酒税に関して簡単にまとめたコラムをリンクしておくが、
http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/more.cgi?date=2004-11-21&url=http%3A%2F%2Fblog.melma.com%2F00099352%2F
ワインの税金は無茶苦茶安すぎるので、これは増税は当然。

第3のビールについては、普通のビールの税金が高いから、
それと比較すると安いということで、
他の多くの酒より安い訳ではないけど、
まあ、増税やむなし。

一方、ダントツに高いビールが減税になるのもいいだろう。

で、何で唐突に清酒?

ワインと組ませて「醸造酒」という大分類を
作るということらしいが、今でも焼酎や他の多くの
酒類より安い清酒が、さらに減税になるというのは、
なんかバランスを欠くなあ。

造り酒屋の政治力は強いらしいから
なんか勘ぐっちゃうよね。

それにしても、何度も書くけど、
こういう恣意的に税率に差違を設けた税制があると、
無理して税金の安い酒を作ることとか、
安い税率を求めるロビー活動をすることなどの、
生産的でない努力を国民に強いることになる。

早く、酒税も消費税のような一律の課税に
移行すべきだと強く思うね。

「国家権力を手にした強盗集団」に天誅を

2005-12-12 | 政治
>カネボウ売却先、花王陣営に内定 産業再生機構
http://www.asahi.com/business/update/1212/110.html

はじめから、民間対民間の話で花王への売却が
決まりかけていたのを、銀行に圧力掛けて
無理やり横取りしたんだよな。

結局、花王に売却ですか?

で、

>カネボウの再建が黒字で完了することで、再生機構の
>再生案件全体の帳尻が黒字化する見通しになった。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2005121201003376

そりゃ、そうだろう。
国家権力を濫用して、民間のものを無理やり奪い取れれば、
そんなものサルでも黒字にできるよ。

こんなことをやってる政権が
「官から民へ」などとほざいているのを聞くと
ヘソが茶を沸かしまくって仕方がない。

こいつらに天誅は下らないのなら、この世は闇だ。

「拒否できない日本」を悪用するな

2005-12-11 | 政治
「拒否できない日本」が根強く売れている。

例えば、ここでは総合5位で挙がっているし、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000015-reu-ent
他の書店でもベスト10入りしている所がある。

この本が出たのが2004年4月。
今のように新書が洪水のように出版される時代にあって、
これだけ長くに渡って、これだけ売れ続けるのは
異例のことだと思う。

2004年5月に当ブログでも取り上げているので
再掲しておこう。

>[読書日記][政治] 拒否できない日本/関岡英之
>「アメリカの日本改造が進んでいる」という副題付。
>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603760/ref=sr_aps_b_/249-8822205-7314758

>最近、到る所で噴出しているアメリカ批判の書の一つだが、
>その手口や経緯を丹念に拾って
>非常に説得力のあるものになっている。
>米国が作った一方的な「年次改革要望書」に忠実に従い、
>国益を米国に売り渡し続けている日本の姿は哀れという他ない。

>ただ、筆者も書いている通り米国が自らの国益を
>追求するのは当たり前のことである。
>日本サイドにいながら米国の国益に奉仕する、
>文字通りの「売国奴」の存在なくしては、
>ここまで米国にコテンパンにやられることも無かったと思うが、
>そのあたりの記述がややものたりないようにも思える。

>ともあれ、まずは敵を知ることである。
>彼らの手口を知れば、単なるアングロサクソンルールを
>「グローバルスタンダード」などと言って金科玉条のように主張する、
>「売国奴」達にだまされることもなくなるだろう。

>本当は、そういう「売国奴」を含む政党を選挙で落選させれば

>いいだけなんだけど、これが与野党に散らばっているから
>どうしようもないんだよな。
>だからって左翼カルトや宗教カルトに入れるのもなんだしなあ。

>まあ、この本がバカ売れして世の中の流れが変わってくれば、
>選挙目当てで政治家も変わるだろう。
>ぜひ、一人でも多くの人に読んで欲しい。

まさに、売国奴が大暴れしていた時期。
あの時期にこの本が一斉に売れて、ブームになっていれば、
少しは展開も変わっていたと思うと悔いも残るけど。

ただ、売れ続けているのはいいのだけれど、
最近は、この本をおかしな文脈で使っている人を
多くみかけるようになった。

要するに、どう見ても自分達の利権を守りたいだけなのに、
「年次改革要望書」に書いてあるということをダシにして、
反対する人達がでてきたのだ。

なんだかなあ...

必ずしも米国の意向に従うことは無いけど、
だからと言って、全てに反対しなければならないことも
ないというのは当たり前だと思うんだけど。

せっかくの名著なのだから、利権維持に汲々としている
連中に悪用してもらいたくはないよね。

もういっぺん「解散」したら?

2005-12-10 | 政治
>使い道を道路整備に限定する道路特定財源の改革で、
>政府・与党が基本方針をまとめた。

>使途を定めない一般財源化を前提に、本則より高い
>暫定税率は維持する、との内容だ。一見、小泉首相の
>指示がそのまま盛り込まれたようだが、いつどのように
>一般財源化するかなど、肝心な点の決定は来年に先送りされた。

>自民党の道路族議員が激しく反発したためだ。
>政府系金融機関の見直しや三位一体の改革などは、
>ほとんど小泉首相の意向通りになった。だが今度ばかりは、
>抵抗勢力が巻き返した形だ。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051209ig90.htm

一部で「一般財源化で合意」とか書いてる新聞もあったけど、
結局、実態は玉虫色の先送りだろ。

郵政民営化の時にも無茶苦茶抵抗が強かったことからも
解るように、族議員の抵抗の強さと、「改革」の意義は
完全に比例していると言ってもいい。

政府系金融機関や三位一体の改革に一応カッコが付いたのは、
そこに死活的な利権を持った、強力な抵抗勢力が
いなかったということで、そもそも「改革」の意義自体
ほとんどなかったということを証明している。

小泉なんて、だれかが「なんとか改革」とか言って煽ると
ダボハゼのように食いつくから、「改革」と言っても
玉石混交なんだけど、こういった抵抗の強弱を
その「改革」の意義のバロメーターとすればよいと思う。

それにしても、衆議院で3分の2と取ったばかりの
小泉ですら、道路特定財源に手が付けられないとなれば、
もう、半永久的に道路特定財源は残り、
無駄な道路が日本中を埋め尽くしていくことになる。

なんとかならないものだろうか。

この際、小泉ももう一度勝負してはどうだろうか。

どうせ、任期はあと1年なのである。

ここで、道路特定財源を一般財源にする法案と、
それを前提とした来年度予算案を国会に提出し、
反対する奴をあぶり出した上で、
衆議院をまた解散するのだ。

郵政の時と同じだ。

この問題も郵政同様、日本の将来にとって
それだけの意義のある論点だと思う。

そして、この問題に国民の注目が集まれば、
きっと、郵政の時と同じように国民の賢明な判断が
なされると思うのだけと。

それにしても、姉歯の話なんかより、
この話の方が一億万倍重要だと思うんだけど、
なんで、多くのマスコミは姉歯ばっかり追いかけるんだろう。

ホント、役に立たない人達だよね。

なぜ、中学受験をさせるのか

2005-12-09 | 教育
前に子供が中学受験をやっていることを書いた。

本人はまだ小学生だから、もちろん親が勧めたものだが、
「ゆとりの教育」や「新しい学力観」への強い不信感が
その背景にあるのは言うまでもない。

ただ、一方で、どうせ勉強させても
今の日本じゃ報われないから無駄ではないかという
意見も一方にあることも承知している。

確かに、足元を見ればそうだろう。

しかし、物事はもっと長い歴史的な視点で判断するべきだ。

古くは中国の科挙の時代から「知」のある人間を尊重する
歴史は脈々と続いてきている。

カンボジアのポルポト時代や、中国の文化大革命にように、
一時的に知識人が抹殺された時代もあるが、
結局、それでは国家は立ち行かなくなり、
さらに言えば、それ以降知識階層の不足に悩むことになった。

今の「ゆとりの教育」だの「新しい学力感」だのを掲げることは、
カンボジアが子供達を農村に送りこんだり、
中国が子供達を紅衛兵に組織して、勉強をさせず洗脳したのと
程度の差こそあれ、よく似ていると思う。

ルサンチマンに駆られて、社会を混乱させて喜ぶ連中が
よくやる手口だ。

だが、そんな時代が続かないことは歴史が証明している。

だからこそ、子供達には「新しい学力感」なんかに惑わされずに
普遍的な学力を付けて欲しいと願っているのだ。

当ブログが「左翼カルト世代」と名づけている世代の人達が
社会の表舞台から消えていくに従って、
いずれ日本は正気に戻っていくと思う。

その時になって泣かないために、
もし皆さんにもお子さんがいるなら
万難を排してちゃんと勉強させて上げて欲しいと思う。

そして、そういう国民の努力の総和こそが、
新しい世代の日本を作っていくことになるのだから。

ああ、そういうことなの

2005-12-08 | 政治
あの事件。

なんで、自分の意志で安物を買った人のマンションを
税金で買い取らなきゃいかんのかね、とか、
また、なんでそんな異例なことがバタバタ決まるのかねと
思ってたんだけど。


>この辺のことは、もうすでにアチコチで報じられてるので、
>今さらって感もあるんだけど、もしかしたら知らない人も
>いるかも知れないので、念のために書いとくことにした。
>まずは、悪の巣窟、「総合経営研究所」の内河健をはじめ、
>役員全員の名刺にクッキリと印刷してある関連企業5社を見て欲しい。

>株式会社 総研ホテル経営研究所
>株式会社 総研ビーエイチ企画
>株式会社 エスジーホテルネット
>平成設計株式会社
>エスジー通商株式会社


あー、「エスジー」ってそういうことね。

まあ、未確認情報ではあるけど、
ここがいろんな文章集めてるみたいだから、
ご参考まで。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu108.htm

本当なら、結構面白いことになりそうだね。


P.S.
どうでもいいけど、東証システムちゃち過ぎ。

カルト経済紙に煽られて、コーボレートガバナンスが云々と
能書き垂れる前にやることがあるんじゃないの。

クリスマスプレゼント

2005-12-07 | 経済


旧ページが消されちゃったから、
11月1日の分を再掲しておこうか。


>[政治][経済] 「竹中更迭相場」がはじまった

>今日は、システムダウンがあったものの、
>東証は261円上昇の大幅高だ。

>日経は絶対に書けないけど、
>あきらかに「竹中更迭相場」の幕開けだ。

>2002年に竹中が金融相を兼任すると発表されてからの
>大暴落を覚えているだろうか?

>今回は、その全く逆のことが起きていると言ってよい。

>つまり、竹中とその手下の伊藤なんとかが、
>経済行政から事実上「更迭」されたことを受けて、
>市場は一斉に歓迎の声を上げているのだ。

>確かに、竹中が金融相からはずれて以降は、
>政府による快楽犯的な企業潰しや、国家権力を
>濫用した連中の企業乗っ取りの勢いは弱まり、
>その結果、企業のマインドはやや改善してはきている。

>しかし、まだ多くの民間企業が、
>また竹中が奇声を発して暴れだすのではないかと恐れ、
>慎重な姿勢を守っているというのが現状だ。

>しかし、これで雲は晴れた。

>これから、多くの日本企業は、
>その持てる力を一斉に発揮しはじめるだろう。

>今日の市場はまさにそれを織り込みに行っているのだ。

>もう一つ言えば、
>竹中が経済財政担当相からはずれることを
>予想していた人は少なかったということから、
>まだ、その効果は十分に市場に織り込まれていない。

>また、日経を始めとした多くのマスコミは
>この変化の重要性に、まだ気がついていないから、
>市場もじわじわと織り込んでいくことになるだろう。

>これからの株価の上昇は歴史的なものになる予感がする。

>とはいえ、投資は自己判断でね。

>P.S.
>ちなみに2002年はこんなの書きました。
>http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

この翌日の朝、寄り付きの平均株価は13,865.10円、
今日の終値が15,484.66円。
たった一ヶ月ちょっとで1割以上上がっている。

「明日への道標」の愛読者の皆様にはささやかな
クリスマスプレゼントになったかな?

それにしても、凄い効果だな。

ともあれ、どっかのカルト紙は改革の効果だ
みたいなことを吹聴してるけど、そんなことを言うのは
戦後の高度成長は太平洋戦争に突き進んだ軍部のお蔭だと
言ってるのに等しいんだけどな。

まあ、連中も引っ込みがつかないのか、
単にバカなのかよく解らないけど。

ともあれ、清算主義みたいなキチガイ連中が
また暴れださない限りは当分、大丈夫でしょう。
マークすべきは日銀くらいかな。


交通における「市場に中立」とは

2005-12-06 | 政治
小生はその導入時から消費税に大賛成であった。

その大きな理由の一つは、市場に対して「中立」だからだ。

国民は税金に影響されることなく好きな物を買うことができ、
その結果、市場における資源は適正に配分され、
また、それに伴い、税率の決定に伴う不毛な政治闘争も
なくすこともできる。

ほんとうに消費税は素晴らしい税金だと思う。

だが、そういう消費税ファンの小生だが、
「道路特定財源」については「維持」すべきだと言っている。

なぜか。

一見、道路特定財源となる税金は
物品税的な税金のように見える。

だって、自動車やガソリンなど、特定の商品だけに
掛かるのだから。

特定の商品に税金を掛けることで、国民の消費行動を歪め、
市場における資源の適正な配分を妨げていると、
言うべきではないのか?

でも、違うんだよね。

そりゃ、鉄道なんかと比べたら、直接消費者が
負担しない社会的コストが段違いだもの。

大気汚染のコスト、交通警察のコスト、事故処理等のコスト、
これらのコストがちゃんと自動車やガソリンの価格に
負荷されていないのだから、
その分の調整は税金でやるしかないだろう。

自動車会社は「道路以外に使うなら税率を下げろ」とか
ほざいているようだが、むしろ、税率を上げてもいいと思う。

と、ここまではよく言われている議論。

さらに言うと、鉄道などの公共交通機関に対して、
余計な負荷を掛けすぎなんだと思う。
だから、公共交通機関が衰退するんだよ。

最大の問題は通学定期。
大人の定期の半額にも満たない額で乗せてるんだから。

特に、田舎のローカル線なんて高校生ばっかり。
これじゃ、商売になるはずがないよ。
その分、一般の乗客からは本来のコストより相当高い運賃を
とらなきゃいけないんだから。

通学定期を廃止しない限り、真に「市場に中立」な状態には
ならないし、そうならない限り公共交通機関は衰退する一方だ。

公共交通機関の衰退を懸念する人は結構いるんだけど、
何で、誰もこの最大の問題にスポットを当てないんだろう。
まあ、教育に絡むことはタブーなんだろうけど。

ということで、こういうポリシーミックスはどうだろう。

①道路特定財源は一般財源化
②公共交通機関の通学定期は廃止
③一般財源化された道路財源の一部で
最寄の学校まで交通機関を利用する生徒の定期代を補助する

うまく行くと思うんだけど。

「道路」一点に絞れ

2005-12-05 | 政治
道路関係の面白いページを見つけた。

別に、道路建設に賛成だとか反対だとかいうページじゃ
ないけど、結構、マニアックに資料を集めている。
http://www.higashi-nagasaki.com/D00_03.html

まあ、それはそれで面白いんだけど、
なんかヘビがグルグルとぐろ巻いているような
インターチェンジとかをバンバン作ってるのを見ると、
やっぱり、道路財源ってなんなんだろうと思うよね。

一方で、一般会計は大赤字でヒーヒー言ってて、
増税必至の状況だというのに。

だから、これだけは実現して欲しいんだよね。

>暫定税率維持で一般財源化 道路特定財源で政府
http://www.sankei.co.jp/news/051204/sei056.htm

例によって、自動車業界や道路族は大騒ぎをしてるけど、
小泉には衆院選の勢いで、コイツ等を蹴散らして
欲しいものだと切に願うね。

>記者会見した自工会の小枝至会長(日産自動車共同会長)は
>「一般財源化は約束違反。道路整備以外に使うなら、
>まず暫定税率を廃止すべきだ」と主張。
http://www.asahi.com/car/news/TKY200511240405.html

そもそも、状況が変わっているのだから、
それに合わせて法律をかえるだけの話であって
「約束」もへったくれもないだろう。

自動車やガソリンから取った税金は道路にしか使えない
などというのは、タバコ税は喫煙者のためにしか使えないし、
酒税は酒飲みのためにしか使えないとか言うのと同じで、
バカバカしいことこの上ない。

たとえ財源がなんだとしても、一番必要な所に使うのが
当たり前じゃないか。

小泉も三位一体だの、政府系金融機関だの、
どうでもいいことで余計な体力を使うんじゃなくて、
道路特定財源一点に絞って徹底的に戦って欲しいんだけど。


「官から民へ」の流れを止めるな

2005-12-04 | 政治
姉歯建築設計事務所の計算書偽造事件を受けて、
「官から民へ」という改革の方向性が間違っていると、
鬼の首をとったように言い立てている人達がいる。

つまり、98年にこれまで自治体の建築主事が行っていた
建築確認・検査を、民間の「確認検査機関」が行えるように
したことが、問題の根底にあるというのだ。

確かに、この政策には問題があったかもしれない。

しかし、だからと言って「官から民へ」という
改革の方向性自体が間違っているとことには
ならないと思う。

前に「良い『官僚叩き』、悪い『官僚叩き』」
という議論の中で、こんなことを書いた。

>本来、必要なのは「日本国の研究」的な視点での「官僚叩き」、
>すなわち、政府がやる必要のないミクロの領域まで首を突っ込んでは、
>私腹を肥やしたり、市場の効率性を妨げている連中を叩くことである。
>しかし、実際は「国家が国家として機能すること」自体に
>「パブロフの犬」的な敵愾心を持つ連中の手によって、
>この「官僚叩き」の風潮が面白半分に煽られているのが現状ではないか。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page175.htm

「官から民へ」の議論についても似たような事が言えると思う。

大事なのは「官」がやるべきことと「民」がやるべきことを
厳しく峻別することであって、「官」のやるべきことは
「官」のやるべきこととしてしっかり守るということだ。

別の言い方をすれば、「民」はプレーヤー、「官」は審判という
役割を徹底するべきだと言う言い方もできるだろう。

逆に、一方で、まだまだ「民」に移すべき仕事は
山のようにあり、今回の件をきっかけに、その流れが
停滞するようなことはあってはならないと思う。

とはいえ、産業「解体」機構なるヌエのような組織を作って、
仲間内で私腹を肥やしまくった小泉内閣に、
「官から民へ」なんてほざく資格は全くないのは言うまでもないけどね。


結構、怒ってます。

2005-12-03 | 雑記
突然、ブログが消えて申し訳ありません。

別に死んだ訳でも、病気になった訳でもありません。

今まで借りていたmelmaのブログが突然サービス停止に
なってしまったのです。

まあ、タダで借りていたとは言え、あんまりじゃないの。

多分、サービス廃止の連絡メールくらいは来てたんだろうけど、
だって、開けないよ。それまで散々広告を送りつけてきてるんだから。

という訳で、約2年分の珠玉のコラムが全部パー。

結構、この手のコラムって過去のトラックレコードが大事な訳で、
「あの時、こう言った」というのが残ってるから匿名でも
信用してもらえるということな訳で、グチグチ....

とはいえ、言っても仕方がないので、また、ここで
新たな気持ちで始めます。

まあ、NTTさんなら藤田ナントカみたいなヒドイことはしないのでは。

で、また、これからも宜しくお願いいたします。