明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「少子化対策」の聖域化を憂う

2005-12-17 | 政治
>児童手当:少子化歯止めかからず 予算急増

>公明党が連立政権入りした99年以降、同党の要求を
>自民党が受け入れる形で、児童手当の支給額が急増している。
>先週の政府・与党合意により、来年度は予算ベースで
>当時の5.4倍になる見込みだ。

>ただ、少子化対策を>前面に出した政策も効果のほどは未知数で、
>実際、>少子化傾向には歯止めがかかっていない。公明党からは
>「まだまだ不十分」として一層の拡充を求める声が上がるが、
>自民党内には「バラマキと言われかねない」との指摘も出ている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051218k0000m010015000c.html

あー、やだねえ...
まさにバラマキそのものじゃないか。

公明党も郵政民営化で頑張ってたのを見て、
少しは与党としての自覚が出てきたかと思ったけど、
結局、元の木阿弥じゃないか。

あと、そういうえばこんなのもあったっけ。

>保育所のコストは決して安いものではない。子供1人を預かるために、
>東京都9区の公営保育所では年間227万円(月額189,482円)、
>民営保育所で一人当たり年間158万円(月額131,626円)の
>公費が使われている。利用者からは保育料を徴収する金額は、
>年間24万円ほどと公費の10分の1程度に過ぎない。

>すなわち、公費+保育料を合計すると公営保育園で年間251万円、
>民営保育所で子供1人を預かるコストは、年間182万円ということになる
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_harada33

保育所なんて使う人も、使わない人もいるのに、
一人当り、こんなに使ってるわけだ。
こんな公平性を欠くバラマキ政策もないだろう。

なのに、どの政党も口を開けば保育所の増設を
言うのだから、バラマキは公明党の専売特許ではない。

確かに、子供の数が減っているのは問題だけど、
「少子化対策」と銘打てば、絶対の聖域になってしまい、
筋の悪いバラマキが簡単にまかり通るのは
どう考えてもおかしい。

ちゃんと、費用対効果や公平性の検証を行うことが必要だ。

ちなみに、「明日への道標」が最大の少子化対策として
筆頭に挙げたいのはこれ。

>最大の「少子化対策」は「ゆとりの教育」路線の廃棄だ
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page162.htm

これは、たいしてコストは掛からない割に、
絶対効くと思うんだけど。