明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

反対のための反対

2007-05-26 | 政治
>強行採決すらポジティブに評価される時代

>最近特に感じるのが、強行採決を許容する雰囲気と、
>国会での十分な審議といったものを期待しない雰囲気である。
>短期間に多くの法案を成立させる内閣を、仕事のできる内閣と
>評価する政治評論家すら存在し、世論の評価も遠からずである。

(略)

>これは政治の問題だけではなく、社会全体の問題だ。
>企業でもトップのリーダーシップや早い決断、実行が評価され、
>社内での合意形成、ネゴシエーションは日本的で時間のムダと
>軽視される傾向が強くなっている。
http://d.hatena.ne.jp/kechack/20070525

たまたま読んだコラムでちょっと感じたこと。

私も、できるだけ関係者が話合って
合意の上でものごとを進めた方がよいと思う。

ものを知らない人が思い込みだけで突っ走ると、
ロクなことにならないのは、あちこちでよく見る光景である。

ただ、話し合いでものを進めるための最大の条件は、
両者が最終的には合意したいという意思を持っていることである。

始めから、対立の構図を作り出した方が選挙に有利だと考えて、
対立することが目的になってしまっている相手がいた場合は、
いくら話し合っても時間の無駄であろう。

多分、強行採決に対する批判があまり聞かれないのは、
多くの人達にそういう構図が見えてしまっているからだと思う。
だから、誰も国会の十分な審議などに期待しないのだろう。

前にも書いたけど、昔、美濃部都知事とかいう人がいて、
「一人でも反対すれば橋は作らない」などということを
言って、それが結構ウケていた時代があった。

でも、そういう論法で行ったら、反対のための反対を
続ける人が一人でも居れば、何もできなくなってしまう。

最近の風潮には、そういう時代への反省も
反映されているのだと思う。

結局は、あくまでケースバイケースであって、
状況次第では強行策もあり、ということで良いのではないかと思う。


P.S.
あくまで強行採決自体の是非を言っているのであって
引用元が例として挙げていた「社会保険庁改革」とやらに
賛成している訳ではないので念のため。

そもそも、スキャンダルを起点にして組織いじりをやることほど、
バカバカしいことはないと思っているので。

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