うるる@@おっか村

2006年2月乳がん手術、6月には腹式子宮全摘手術した、
ふうママの日々暮らしと趣味と健康のブログです!

ご法話。

2008-09-15 | 家族のこと
ちょっとシビアなお話です。アップしょうか悩んでいましたが、これも記録として残しておきます。

父の三回忌の時に、お寺の住職さんから、ご法話を聞きました。

「三回忌、早いものですね。こうして法事のある時にはお父さんがここに来られていますよ。
この世は「娑婆」と言われています。
もともとは、インドの「サハー」という言葉を音写したもので、その意味は、
「耐え忍ぶ土地」という意味だそうです。
つまり、苦しみ多き、悲しみ多きこの世を、人に限らず生きとし生けるものすべては、
耐え忍びながら生きているという意味からこの言葉が生まれたようであります。

残念ながら、この世界は、「苦=思い通りいかない世界」であり、
「娑婆=耐え忍ぶ世界」なのですから、どれだけ祈っても、苦はなくならないのです。
むしろ、苦しみから逃れようとすればするほど、苦しみが増すのです。

仏教の救いは、苦の中にあっても、苦が無くなるのではなく、
苦が苦としてはたらかなくなることであります。

その中でも楽しいことがあると、嬉しい気持ちになり、苦を忘れて行くのです。
だけど、人の心には、誰しも天国と地獄の心があります。
先日の悲しい事件も、彼の心が地獄へと引き寄せられてしまったのです。

みなさんも地獄が顔を覗かせないように、悲しいことばかり思わないで下さい。

『人生というものは、広い視野で、いろいろな観点から見ていくことが大切なので、
それによって、マイナスの出来事も、自分を向上させるための良い経験であったと気付かされる。

私たちは、苦悩から耐えることと赦すことを学ぶのである。
また、人間が、もともと持っている思いやる心といたわる心(慈悲・利他心)を
開花させ育んでいくことが大事で、その思いやる対象は、すべてのいのちである』
ダライ・ラマ14世のご法話だそうです。

みなさん、いろいろご意見はあると思いますが。。
このお話はあくまで、私の父のお寺の住職さんのお話ですので、ご了承下さい 


町内のYさんの奥さんが11日、救急車で運ばれました。
集中治療室はいられました。肝臓も腎臓も機能が低下してるそうです。
京都○○病院の元看護婦長。定年まで勤めてようやく後の人生を楽しもうとしていたのに・・・
持病のリュウマチが悪化。手術をしてから余計に調子が悪くなり、入退院を繰り返していました。
今年に入って、寝たきりになり、食事が取れず、何度も入退院を繰り返した。

まだ、68歳。。旦那さんが「ひとりは寂しい。寝たきりでもいいから、生きて欲しい。
でも、治る見込みのない入院。辛い治療はせず、安らかに過ごして欲しい」

そう、話されていたのに、15日午前4時に、旅立っていかれました
ここに来られた時はまだ歩けて、旦那さんと魚釣りによく出かけられてました。
とても、お洒落で、笑顔がかわいい方でした。。旦那さんととても仲良しでした。

明日がお通夜、今日はご自宅で過ごされます。親族の方も集まって来られました。
痛みや苦しみのない世界で、二度目の人生を安らかに過ごして欲しいよ思いました。
心よりご冥福をお祈り致します。