ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

認知症と痴ほう症 のハナシ

2023-02-14 06:30:00 | 朝礼ネタ
 数年前、どこかの お馬鹿さんが「『痴ほう症』という言葉は聞こえが悪いから、『痴ほう症』も『認知症』と呼びましょう」と決めてしまいました。 もちろん、認知症と 痴ほう症は別もので、治療方法も違います。

 痴ほう症とは、自分の息子や娘の顔を見て「どちら様ですか?」と言ってしまう、記憶が薄れていく症状のことです。

 認知症とは、「熱い」とか「痛い」とか、外部からの刺激を認識する神経が鈍くなる症状です。 顔にハエが歩いていても気付かなかったり、熱いお風呂に平気で入れたり、蚊に刺されてもかゆくなかったりします。

 「お年寄りが家を出て どこかに行ってしまい、捜索したところ、数十キロ離れた場所で見つかった。」と言うニュースを聞いたことがあると思います。
 お年寄りが数十キロも歩けるはずがないと思われますが、実際に歩いているのです。 「足が痛い」とか、「疲れた」という感覚が無いので、足の筋肉や関節が 崩壊するまで歩けてしまうのです。



 さて、その様な 認知症の人が 自動車を運転すると、どうなるでしょう?
 制限速度50キロの道路を 35キロ前後でずっと走っている車がいたら、それは 認知症のドライバーです。
 車窓を流れる風景を見て、どれくらいの速度が出ているのか、速度計を見ていないと 速度感覚が無い。 どれくらいの力でアクセルペダルを踏んでいるのか 感覚が無い。 あるいは、あまり速度を出してしまうと、安全に停まれる自信が無い などが理由です。
 また、赤信号で止まるとき、停止線の十メートル以上手前で止まってしまいます。 そして、徐行して停止線まで進みます。 ブレーキペダルをどれくらいの力で踏んでいるのか、足の感覚が無いので、停止位置の調整が難しいのです。

 市役所に勤める知人からの情報ですが、警察から ある報告が入ったとの事です。
 信号待ちしていた高齢者ドライバーが、追突事故を起こしました。 事情聴取したところ、「信号待ちしてたら、前の車が急にバックして来たんだよ。」と言っていたようです。
 つまり、どれくらいの力でブレーキペダルを踏んでいるのか 感覚が無いので、オートマ車のクリープ現象で、追突したのです。

 誰でも認知症になるリスクはあるのですが、治療方法は見つかっています。 スクワットなど、ちょっとキツめの筋肉運動をすることで、完治した報告が出されています。

 親と顔を合わせるたび、「あっちが痛い、こっちが痛い。 肩が痛い、腰が痛い。」など言っていました。 うるさいなあと思うのですが、「あっちが痛い、こっちが痛い。」と言ってる内は まだ良いのです。
 それを言わなくなったら・・・、それは 認知症になった という事です。。。



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2 コメント

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役に立ちました (tyako)
2023-02-14 10:57:24
こんいちは。
認知症と痴呆症の違いですか・・・
読んでいて、何だか自分自身の問題のような気がしてきました。
どちらにもなりたくありませんね。
一生懸命仕事して、一生懸命歩くことが今できることです。
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tyakoさま (fusechan)
2023-02-14 18:49:56
コメントを頂きまして ありがとうございます。
誰にでも発症する可能性があるわけですが、とにかく避けたいものです。
日々の運動が大切なのだと思いました。。。
返信する

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