ちょっと復習してみましょう。(今回はお堅い話ですがお付き合いを)
有機栽培
栽培中の、化学合成農薬と化学肥料の使用が禁止。(ただし、指定された天然系農薬の使用は認められている)。これは、栽培をするその年だけ使用しないということでは認められません。
土壌中に、農薬や化学肥料が残っていれば意味がないので、米や野菜などの1年生作物は、種まきや植え付けの前2年間、多年生の作物は前3年間使用していないことが条件。
これは去年からしつこい位言っていますが、当農園は有機栽培を行っています。実証畑から学校田まで有機栽培ですが、勿論利用者も有機栽培で作物を作っています。
ですが最近、利用者はちょっと有機栽培に息切れを起している感じです
なにせ農薬や化学肥料を使わない栽培方法は虫と雑草と病気の闘いなので、『平和主義』の利用者程、有機栽培への拘りは薄れつつあります。
折角植えた白菜がアブラムシにやられたり、高いお金を出して買った枝豆の苗がネキリムシに食われりすれば「えーいっ、有機栽培なんてぇ」と思いたくなります。
でも『予防』と『手間』と言う愛情を掛けるほど成果が見えるのが有機栽培です。
震災や原発事故で色々な価値観も変わって来たと思います。自分達の代だけでなく、次世代の事や食や環境の事をまた考えてみませんか?