だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

9.11のアメリカと3.11の日本・・・9/11(火)

2012年09月11日 | 日記
今週号のアエラに従兄弟が「特集」されている。
飛騨高山出身で現在宮城・名取市を拠点に「地球のステージ」の主宰しているK氏だ。
若いころのトンガっていたK氏を三つ下のワタシは鮮明に覚えている。
東京から高山に「移住」した夏など、彼はボクには冷たかった。
でも今、彼の活動は時代の寵児よろしく、マスコミが扱うのだ。
そこには並みたいていの努力ではできない、苦労があったと想像する。

さて、今週、東北・名取に行くためコンタクトを取ったが、あいにく南米にいるという。
代わりにスタッフの方を紹介してくれた。
そもそも、今週の東北行きは勤務先の学生が被災地において何かできることはないか、
一年半経ったいまだからこそやるべきことがあるのではないかと思い、
同僚の先生方とその下見に行くのである。
そこには風化させてはいけないという思いがたしかにある。
一方で、学生にとっても教員にとっても知っておかなければならないことがまだまだある。

随分と遅いじゃないか、という声も、もうひとりの自分の中で聞こえてこないわけではない。
ただ、動くことに対して、動けるときに動く。そうすれば遅すぎるということもなかろう。

今日は9.11。震災から一年半が過ぎ、アメリカの、あの9.11の日でもある。
傷ついたところが完全に癒えることはないかもしれないが、傷ついたからこそ、強くなれると信じたい。

今日も校正におわれながら、そんなことを思った。
まだまだ残暑が厳しい東京である。
どうぞご自愛くださいませ。