ヨナの福音こばなし帳

オリジナルのショート・ストーリー。一週間で一話完結。週末には、そのストーリーから人生の知恵をまじめにウンチクります。

TeamABCの策略(6)ウンチク編

2008-11-10 | TeamABCの策略/ 砂漠の旅人
ストーリーを読んでくださっている皆さんは、タイトルがあるので、
「あーぁ、こんなことにひっかかって、アホやな~」
と思っておられることでしょう。

まあ、でも、騙しにひっかかる時なんていうのは、だいだいそんなもんだと思うのですが、どうでしょうか。


聖書を見ると、神様のことだけでなく、悪魔(デビル、サタン)のことも書いてあるんですよ。(ちなみに、デビルのいう言葉には「欺く者」という意味があります。サタンは「敵」とか「破壊者」です。デビルもサタンも、要するに、悪魔のことです)

私たちの敵である、悪魔は、欺く者として、私たちに近づき、私たちを破壊しようとします。それも、見え見えで、近づいてきたら、バレバレなので、いかにも「イイ者」のようにして、私たちの心の中に、考えの中に、思いの中に、近づいてきます。まるで、ストーリーの中の新しいコーチみたいです。

「サタンさえ光の御使いに変装するのです。」
(コリント人への手紙第二 11章14節)

あのコーチは、いかにも、チームのためにやっているかのように振舞いました。監督もチームのみんなも、だれもが、コーチはイロハ組の勝利のためにともに戦っていると思っていました。ところがどっこい、あのコーチの真の目的は、イロハ組をレースで失格させることだったのです。


悪魔の欺きも、あのコーチがやったのと同じような手口です。

1)神様のことば(聖書)を、部分的に聞かせないようにする。
2)神様のことば(聖書)を、少し曲げたり、チョコット変更したり、水増しして、理解させる。
3)神様や聖書を完全に信頼したら損するように思わせる。
4)人間関係の中に、争い、不信感、怒り、憎しみなどなどを持ち込む。


悪魔は、あなたを完全に聖書を否定する人にする必要はないのです。真理から、ほんのちょっとずらしさえすれば、それでいいのです。なぜなら、ほんの一部分でも欠如した真理は、それはもう真理ではなくなったからです。もちろん、少し曲がったり、チョコット変更されたり、水増しされた真理は、それは、まったく真理ではないですね。

悪魔は、あなたを完全に神様を否定する人にする必要はありません。1%の不信の思いを持たせれば、それでいいのです。なぜなら、1%信じられなくなったら、本人は信じているつもりでも、本質的には信じていることにならないからです。

悪魔は、あなたを完全な悪人にする必要はまったくありません。あなたの心の中に、ごくごくわずかの争い、不信感、怒り、憎しみなどなどが入り込めば、あとはほっておいても、時間の問題で、あなたの人間関係は崩れていくからです。


これで終わったら、ただの「脅し文句」ですね。
聖書は、解決方法、対処方法をちゃんと教えてくれていますよ。(あ~、よかった)


「ですから、神に従いなさい。
     そして、悪魔に立ち向かいなさい。
そうすれば、
悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」
(ヤコブの手紙 4章7節)


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