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ネコ用トイレ砂が原因で爆発!?

2015-03-31 22:34:34 | Weblog

2014年2月14日、ニューメキシコにある核廃棄物隔離試験施設(WIPP)で爆発が発生し、施設内で貯蔵していた核廃棄物から放射能漏れが検知され、施設で働く複数人が内部被曝するという事故が起きた。
WIPPはアメリカで最も古い核廃棄物の貯蔵施設で、貯蔵される核廃棄物の大半は防衛関係の研究や核兵器製造で用いられた使用済みプルトニウム。 
この問題のレポートがようやく提出された。

爆発した場所のイメージ図

爆発したドラム缶


レポートには「多種多様の硝酸塩と廃棄物を組み合わせる実験を行ったところ、Swheat Scoop、硝酸、シュウ酸塩を混ぜると、廃棄物が発熱して温度が100度近くまで上昇することが分かった。これらの情報を基にコンピューターによる熱暴走シミュレーションを行った結果、これらの混ざったドラム缶は70日程度で爆発することが明らかになり、これは『68660』と書かれたドラム缶が爆発したという実際の爆発事故のデータとも一致する内容であった」と書かれている。


記事を読むと、ネコ用トイレ砂そのものが問題というより無機物か有機物かが問題だったような感じもします。
狙って有機物が使用されているものを利用したわけではないでしょうが、こういうちょっとしたミスが大きな事故となることは間々あります。
化学には詳しくないので何とも言えませんが、有機物を分解する微生物とかはたくさんいるでしょうけど、無機物を分解する微生物って居ないような居ても有機物を分解する微生物に比べれば極々僅かな気がします。
物が分解されるということは熱が放出されることが多い。
ということは、当然このような結果があり得るわけなんでしょうね。

このような細かな事にまで細心の注意を払わないと行けないのが核問題なんだろうけど。
かと言って、これが起きたから核反対と言うわけにもいかないんだよなぁ。
ただただ、細心に細心の注意を払って取扱わなければならない物であることには変わりないので、それ相応の対応(再発防止)をしていただきたいです。


核廃棄物処理場で起きた爆発事故の原因は「ネコ用トイレの砂」であった


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