すごい石炭部の活動

徒然なる ぶろぐ

水平開き方眼ノート

2016-01-05 22:56:29 | Weblog

家族4人で営んでいる「中村印刷所」
試行錯誤の末に完成させた方眼ノートは、普通のノートとは違い見開いたときに真ん中がふくらまず綺麗に水平に開きます。
そのため、コピーやスキャンした際に真ん中によく入るあの黒い筋が入らないため、見開きのギリギリまで書き込むことができる。
この製造方法に関して中村印刷所として特許を取得している。

発売は2014年10月。東京都の機関が試験的に購入・評価して普及を応援する「トライアル発注認定制度」にも選ばれるなど、性能は評価されてきましたが、なかなか売れず、数千冊の在庫を抱えていた。




私は仕事柄けっこうこの方眼というものを重宝しています。
簡単な間取り図やシーケンス図を書くのにすっごく便利なんですよ。
私が愛用している方眼のノートは全面方眼のこちらです。


エトランジェ・ディ・コスタリカのB5リングノート。
めっちゃ便利です。
リングなのでどのページでも膨らまずに折りたたんで利用出来ます。
今はもうこのノートがないとダメってくらいハマってますwww

さて、最初のノートですが、水平に開いてくれるのでA4サイズでA3の範囲が書ける。
結構製図をやっている人だとA3を使うことがそれなりにあるので、この便利さはたまらないでしょう。
そして、なにより水平に開いてくれるので先に述べたように真ん中が書けないってことがないので思い通りに書けてしまうのが嬉しいところ。

でも、このノートが売れなかったのが不思議でたまらない。
おじいちゃんが広告とかそういのをうまく利用できる人ではなかったようで、このか抱えている在庫をみた孫がTwitter上でつぶやいたところバカ売れ中。
そりゃそうだよ、私だってほしいもの。
この製本方法の特許を取っていたことは大変良かったと思う。
この方法を使えばいままで読みにくかった本が水平に開くので、楽に読めるようにもなる。
特に分厚い本には素晴らしくいい製本方法だと思います。

実物をまだ見たことがないので分かりかねるところですが、施工図や竣工図を製本したことがある人ならご存知かと思いますが、全ての紙を谷折にして裏部分をノリで貼り合わせるという大変な作業をすれば同じようなものになると思いますが分厚くなってしまうのが玉に瑕。
特許庁の資料とかみればいいんですが、面倒くさいので・・・・・・w

こういう素晴らしい技術が埋もれてしまうところだったのかと。
やっぱり何をやっても広告(売り子み)する能力というのも非常に大切なんだなぁと改めて気付かされます。