すごい石炭部の活動

徒然なる ぶろぐ

図書館危機

2011-08-01 21:28:38 | 小説



図書館戦争シリーズ第三弾
図書館危機

今回はといいますと、最初の章が・・・
王子様、卒業」ですよwww
なんで「王子様、卒業」かというのは前巻を読んでいただければ分かると思います。
自分の気持ちに整理が付かないというまぁ典型的な状態に陥り、ああだこうだとすったもんだをやっております。
やはりこういうときのフォローは小牧教官最強ですね。
何事にもまっすぐで正論で諭してくるので、強情な郁でも反論しきれないところが前々からありましたよねぇ。
なんかこう自分の気持ちに整理が付かないときに、同情されるような言葉を投げかけられてもなかなか人って受け入れられない性格ですよね。こうやって、真っ向から正論で話されると反抗心はあるにしても反抗できなくなりますし、今まで反抗することでしか自分が保てなかった状態から自分を省みて何がダメだったのかどうしなければいけないのかなんてそういう気持ちになってしまうこともままあります。


次に、「ねじれたコトバ」というものがありますが、用は放送禁止用語(俗に言えば差別用語)に焦点を当てた内容になっています。
ここで出てくるコトバは、私も日常的に使ってた言葉でした。しかし、それが放送禁止用語だったなんてまったく知りませんでした。
私も調べきれてはいませんけれども、何がダメなのかまったくよくわかりません。
あからさまにコレはダメだろうというような放送禁止用語はたぶん皆さんも日々の生活の中で知っていると思います。
しかし、魚屋や八百屋とかが放送禁止用語に指定されているのはちょっと調べてみて気づいたのですがホントびっくりしました。
こういう言葉は、たぶん他の皆さんも使われていると思います。
私のお隣さんは魚屋でした。しかし、そのお隣さんですら「うちは魚屋ですから」なんて言っておられました。
なので、それがそういう言葉に当たるとは調べてみるまでホントに知りませんでした。
もうそのお隣さんも歳を召されておりましたので、2年ほど前に他界されましたけど、こんな話をして確認してみたらたぶん怒られると思われます。「魚屋」としてのプライドをもっていた方ですし、それを推奨代替語の「鮮魚店」に置き換えないとダメですよなんていった日にはゲンコツで殴られそうで怖いですw


そして、また未来企画が絡む無いようです。
んーやっぱり単純にはいきませんね。こういう思考の方々というより、こういう組織的な関係の中にいるとどうしてもそうなっちゃうんでしょうかねぇ。
自分では、全体を見渡しているつもりでも実際は小さな範囲でしか見渡せていなかったりなんてことはよくあると思います。
例えば、営業は営業での視点、生産は生産での視点でしか実際は量れていないことが多々あります。
しかし自分が営業から生産あるいは生産から営業へ移ったときに自分の考えが全体を見ていたつもりだったということに気づくことは多いでしょう。
でも、やっぱり追い求めている理想はみんな同じなのには変わりないんですよねぇ。
こいうもどかしさってやっぱりどこにいてもありますよね。


今回紹介の本
タイトル : 図書館危機 図書館戦争シリーズ③
著者 : 有川 浩
出版 : 角川書店
ISBN978-4-04-389807-7