木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

エナガ団子

2022-05-21 07:10:58 | 散歩道の鳥たち

大阪アメダス   今朝の最低気温 19.2℃  昨日の最高気温 25.1℃  天気 曇り
開田高原アメダス 今朝の最低気温  8.6℃  昨日の最高気温 19.9℃

5月15日
『エナガの子育て』
ヤドリギの中の巣で
エナガが
子育てしている様子を
紹介した。


実は
次の日
カメラで巣を
のぞいたら
もぬけの殻
もう巣立っていた。


その日から
散歩は
巣のあった場所
周辺に変更
毎日
エナガ団子を
探して歩いた。


大阪に
帰る日の朝
最後のチャンスと
歩いていると
濁ったエナガの
鳴き声が!




そっーと
近づくといました!
エナガの雛が数羽!


明るい新緑の
雑木林
緑の中で雛たちが
盛んに動き回っています。


かなり
大きくなっています
散らばっていても
親の鳴き声がすると
定位置?に集合。


お行儀よく
団子になって
餌をもらいます。


餌をもらうと
皆てんでに
自由行動。


2羽かたまって
じゃれているのもいれば
飛ぶ練習か
近くの木に
出張するものまで。




ひとしきり周辺で
大騒ぎして
三々五々
奥の方に姿を
消してしまった。


鳥の師匠も
エナガの雛を
探しておられたので
案内所に行って
報告した。



ヤマガラの巣立ち

2022-05-20 08:47:04 | 散歩道の鳥たち

大阪アメダス   今朝の最低気温 18.0℃  昨日の最高気温 27.5℃  天気 晴れ
開田高原アメダス 今朝の最低気温  3.2℃  昨日の最高気温 21.6℃

無事
大阪に戻りました
しばらく木曽からの
ブログです。


帰る前の日
お隣さんから
ヤマガラが
巣立っていると
lineが来た。


カメラを持って
駆けつけてみると
巣箱の周りで
ヤマガラが
大騒ぎ。


ガラス越しに
鳴き声が聞こえるほど
巣箱の中では
雛が暴れている。


巣箱にとまって
のぞき込んだり
屋根の上で鳴いて
巣立ちを
促しているようだ。


確か6羽
子育てをしていた
何羽目かが
巣穴から顔を
のぞかせた。


餌を欲しそうに
嘴を開けて
鳴いている。


次の瞬間
勢いよく飛び出して
地面の草むらに落ちた
これが巣立ちか?


親は
落ちた子に
大丈夫か?
とでも言うように
大声で鳴いている。


もう一羽の親が
ひさしにとまって
次の子を
盛んに誘っている。




この子は
顔をのぞかせた瞬間
飛ぶと言うより
落下するように
またもや
草むらに落ちた。


巣箱には
あと一羽
残っているが
広くなった
巣箱の中で
毛繕いを
始めている。


まだ巣立つ気配は
まったくない
親もあきらめたのか
草むらに
落ちた子に
餌を運んでいた。


ヘビなどの
天敵に見つからないよう
元気に
育ってほしい。





我が家のモチモチの木 PART2

2022-05-19 07:00:00 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 1.1℃  昨日の最高気温 21.0℃       
木曽町新開      午前7時の気温 4.0℃    今朝の天気 晴れ

我が家の
モチモチの木
だんだん葉が
大きくなり
両手を
「わあっ。」
とあげたように
なってきた。


初めて
蕾を見つけたことは
報告したが
花が先日から
咲きだしている。

(2022.5.14 赤い斑点、蜜標は見えない)

脚立の上に乗って
望遠で撮っても
花の観察は
難しい。


咲き始めの花は
黄色いが
数日たつと
赤い斑点が
目立ってくる。

(2022.5.15 赤い斑点が見える)

調べてみると
これは蜜標で
咲き始めは
黄色で蜜を
盛んに出している。

(2022.5.16 赤い斑点が目立ってきた)

数日たつと
色が赤くなり
蜜を出さなくなるそうだ。

(2022.5.17)

まったく
見えませんが
円錐形の花序に
雄花と両性花を
咲かせるとのこと。

(2022.5.18)

さてさて
一つだけでも果実が
実ってほしいものだ。


ネット情報だが
トチノキは
花が咲くまで
30~40年
かかると書かれていた。


そうすれば
我が家のモチモチの木
20年なら上出来だ!


大阪に
戻りますので
コメント欄
閉じています。


キビオ峠からの夕焼け 御嶽山

2022-05-18 07:01:04 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 1.1℃  昨日の最高気温 15.4℃       
木曽町新開      午前7時の気温 3.5℃    今朝の天気 曇り



昨日のこと
大相撲中継を
見ていて
何気に開田高原の
ライブカメラを見た。


3日間
曇り空だったが
西の空が
すけている!


これは焼けるかも?
取る物も取り敢えず
カメラと三脚を積んで
5時35分に
家を出た。


キビオ峠につくと
夕焼けの師匠と
あと二人
京都からの
ご夫婦が
三脚を並べておられた。


展望台は満員
仕方なく
草むらに
三脚を立てた。


カメラのセットが
できると同時に
光芒がのび始めた。


もうすでに
乗鞍岳は
赤く染まっている。


見る見る
雲が茜色に
変わっていく。


後ろの車まで
夕焼け色に
つつまれた。


これほど
綺麗に焼けた
夕焼けは久方ぶり。


鳥の師匠に
声掛け
できなかったことを
悔やむ。


同じような
キビオ峠からの
夕焼けですので
コメント欄
閉じています。

ギフチョウの保護条例を!

2022-05-17 07:03:01 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 5.6℃  昨日の最高気温 15.5℃       
木曽町新開      午前7時の気温 7.0℃    今朝の天気 曇り

ギフチョウの
シーズンが
終わりました。


今年は
3連休が好天だったので
ギフチョウ採集者が
たくさん
来ていました。


森の中に
車で乗り付ける
輩もいる始末。


毎朝
鳥の観察をしながら
歩いている者には
何とも迷惑な話です。


ギフチョウが飛ぶと
網が絡みあうほど
人間の方が
多い状態でした。


年々
ギフチョウが
少なくなり
天気が良くても
まったく
見かけない日も
あったくらいです。


毎年やっていますが
いつもの散歩コースで
卵が見つかるかどうか
調べてみました。


見かけた
ヒメカンアオイ
ギフチョウの食草の
葉裏をすべて
めくってみました。


去年は
3株で卵を
確認しましたが
今年は全滅
まったく
生んでいませんでした。


ヒメカンアオイの株
そのものも
数が減っているようです。


今年誕生した
ギフチョウは
根こそぎ
採集者に殺され
持ち去られたのだと
思います。


網に入れた
ギフチョウは
すべて胸を
圧迫して殺します
翅が欠けて
標本にならなくてもです。


本当に
このままいけば
ギフチョウは
絶滅しそうです。


長野県でも
白馬村や飯田市など
ギフチョウの
保護条例を
決めている所が
たくさんあります。


ギフチョウを
絶滅危惧1類に
指定している大阪府
その中の河南町は
2015年に
美しい河南町環境条例を
制定しました。


ギフチョウ
食草のミヤコアオイ
カタクリやササユリを
守りたい野生生物に
指定しました。


これらの野生生物は
町内での捕獲・採取
殺傷・損傷することが
できなくなりました。


環境省でも
ギフチョウは
絶滅危惧2類に
指定されています。


ぜひ
木曽町でも
守りたい野生生物
子ども達に残したい
野生生物の保護条例を
制定してください!
お願いしたします。

(カタクリとタチツボスミレのギフチョウおよび卵の写真はすべて過去の写真です)




ウワミズザクラ どこがサクラやねん!?

2022-05-16 07:01:29 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 2.6℃  昨日の最高気温 13.8℃       
木曽町新開      午前7時の気温 5.0℃    今朝の天気 曇り

サクラの仲間では
一番遅咲き
どこがサクラやねん?
と突っ込みたくなる
サクラです。



開田高原では
ウワミズザクラが
満開で最盛期を
迎えています。


小さな白い花が
房状に咲き
コップを洗う
ブラシのような
形に見えます。


花をひとつだけ見ると
サクラの花に
よく似ています。


花弁は5枚
雄しべがたくさんあり
雌しべが
真ん中にあります。




他の桜の花より
雄しべが
とても長いので
ブラシの毛のように
見えています。


この花の蕾や果実は
塩漬けにして
食用にされるそうです。


杏仁子(あんにんご)と呼ばれ
クマリンの香りが
かなり強いらしい
残念ながら
まだ食べたことが
ありません。


黒く熟した果実は
果肉は少ないのですが
甘くておいしいです。


ツキノワグマも
大好物らしく
ウワミズザクラの
種子散布に
一役買っています。






エナガの子育て

2022-05-15 06:55:17 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 6.1℃  昨日の最高気温 17.5℃       
木曽町新開      午前6時の気温 8.0℃    今朝の天気 曇り

エナガの子育てと
表題に書いたものの
どこが子育てなん?
とお叱りを受けそうな
写真ばかりです。


エナガが
子育てをしていると
聞いて
何度か通ったのだが
何とも
分かりずらい場所に
巣をかけたものだ。


シラカバ林の中
一本のシラカバの木
それもかなり
てっぺん近く
ヤドリギの中に
巣を作っている。


こんな目立たない場所に
巣を作った
エナガの親も
素晴らしいが
この巣を最初に
見つけた人も
素晴らしいと思う。


2羽の親が
巣の周辺で
鳴き始めると
黄色い嘴を
大きく開けて
餌を待っている。


いくらポジションを
変えても
ヤドリギや
シラカバの葉が
邪魔になって
すっきりと見えない。


餌をやる瞬間は
もちろん
親の姿も
きれいに見えない
何とも
中途半端な
撮影になった。


子育ての証拠写真
と言うことで
ご了承のほどを!





ニリンソウの群落で

2022-05-14 07:02:06 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 14.4℃  昨日の最高気温 17.9℃       
木曽町新開      午前7時の気温 15.5℃    今朝の天気 曇り

今シーズン
2度目の
ニリンソウ。


以前
取り上げたのが
5月4日なので
かなり長く
咲いていることになる。


長く咲いているように
見えるの理由は
一つは萼片だから。


もう一つの理由は
名前の通り
一つの茎に
二輪咲くからです。


まず一つが
先に咲いて
花が終わるころに
もう一つの
花が咲きます。


森の中で出会うと
一面群生する様子は
まるで白い絨毯のよう。


白い花弁は
正確には萼片
その萼片は5枚。


群落に
しゃがみ込んで
よく見ると
5枚以外の
萼片のものが
結構ある。




一番目立つのが
1枚多い
6枚のもの。


それでは
何枚まであるのか
片っ端から
調べてみた。


目が馴れてくると
7枚のものも
かなりある。


それでは8枚は?
あちらこちら
のぞき込んで
調べてみたが
2つだけ見つけた。




4枚と9枚以上の
花はついに
見つけられなかった。


山道で
しゃがみ込んで
何をしているのか?
と我ながら
恥ずかしくなるが
誰も通らないので
まあいいかと
群落すべての花を
見てしまった。(笑)








ハルザキヤマガラシ 開田高原

2022-05-13 07:01:08 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 11.9℃  昨日の最高気温 20.8℃       
木曽町新開      午前7時の気温 13.0℃    今朝の天気 曇り

開田高原で
爆発的に増えている
花がある。


以前にも
取り上げたが
ハルザキヤマガラシ。


道路沿い
川の土手
休耕田など
あらゆるところで
生育している。


一見すると
アブラナや
セイヨウカラシナと
見間違える。




国立環境研究所
侵入生物データベースによると
明治末に渡来
1960年に
群馬県下仁田の
神津牧場で
野生化が
確認されたそうだ。




もちろん
外来生物法で
要注意外来生物に
指定されている。


ヨーロッパ原産で
寒冷な気候を
好むのか
開田高原では
標高1500m
近くまで見られる。


この植物のことを
知っている方は
見つけたら
引き抜いて
駆除しておられる。


散歩がてらに
引き抜いていても
追い付かないと
思われる。


いずれ
町ぐるみで
花の咲く前に
駆除活動を
何回かしないと
いけなくなりそうだ。





ルリビタキ 雌にも出会いました

2022-05-12 07:19:10 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 7.7℃  昨日の最高気温 18.5℃       
木曽町新開      午前7時の気温 9.5℃    今朝の天気 薄曇り

ルリビタキの
続きです。


オスの
ヒッ ヒッと言う
呼びかけに
どこからともなく
メスが現れた。


小さなタラの木の
てっぺんにとまり
辺りを警戒。


キョロキョロと
オスの居場所を
確認しているのか?


とげとげの
タラの木の上
脚が痛くないのか
心配になる。


若いオスとメスは
よく似ていて
区別がつかないと聞くが
この子はペアなので
メスに間違いないだろう。


ひとしきり
我々の周りを
飛び回っては
ポーズを決めて
高いシラカバの木に
飛び上がってしまった。


これから
この標高1500m辺りで
子育てするのだろう。


雄と雌の
ルリビタキ
同時に見たのは
初めてだった。