木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ギフチョウの保護条例を!

2022-05-17 07:03:01 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 5.6℃  昨日の最高気温 15.5℃       
木曽町新開      午前7時の気温 7.0℃    今朝の天気 曇り

ギフチョウの
シーズンが
終わりました。


今年は
3連休が好天だったので
ギフチョウ採集者が
たくさん
来ていました。


森の中に
車で乗り付ける
輩もいる始末。


毎朝
鳥の観察をしながら
歩いている者には
何とも迷惑な話です。


ギフチョウが飛ぶと
網が絡みあうほど
人間の方が
多い状態でした。


年々
ギフチョウが
少なくなり
天気が良くても
まったく
見かけない日も
あったくらいです。


毎年やっていますが
いつもの散歩コースで
卵が見つかるかどうか
調べてみました。


見かけた
ヒメカンアオイ
ギフチョウの食草の
葉裏をすべて
めくってみました。


去年は
3株で卵を
確認しましたが
今年は全滅
まったく
生んでいませんでした。


ヒメカンアオイの株
そのものも
数が減っているようです。


今年誕生した
ギフチョウは
根こそぎ
採集者に殺され
持ち去られたのだと
思います。


網に入れた
ギフチョウは
すべて胸を
圧迫して殺します
翅が欠けて
標本にならなくてもです。


本当に
このままいけば
ギフチョウは
絶滅しそうです。


長野県でも
白馬村や飯田市など
ギフチョウの
保護条例を
決めている所が
たくさんあります。


ギフチョウを
絶滅危惧1類に
指定している大阪府
その中の河南町は
2015年に
美しい河南町環境条例を
制定しました。


ギフチョウ
食草のミヤコアオイ
カタクリやササユリを
守りたい野生生物に
指定しました。


これらの野生生物は
町内での捕獲・採取
殺傷・損傷することが
できなくなりました。


環境省でも
ギフチョウは
絶滅危惧2類に
指定されています。


ぜひ
木曽町でも
守りたい野生生物
子ども達に残したい
野生生物の保護条例を
制定してください!
お願いしたします。

(カタクリとタチツボスミレのギフチョウおよび卵の写真はすべて過去の写真です)